「勝ち、譲る」と付け人…八百長、30年前の角界

 大相撲の八百長問題で、約30年前は付け人が力士に代わって「勝ち、譲る」と八百長を持ち掛けていたことが8日、東海地方出身の元力士の証言で分かった。元力士が付け人を務めていた幕内力士は、ある場所の際、あと1勝で「敢闘賞」を受賞する勢いだった。ところが対戦相手の付け人が取組直前に支度部屋を訪れ、「勝ちを譲ってやると言っている」と切り出した。幕内力士がやんわり断ると「変わった人だなあ」と立ち去った。

(2011年2月8日)

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