「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(11日、神戸ワールド記念ホール)
国内最速記録となるプロ7戦目での世界王座奪取を狙う井岡一翔(井岡)が7日、大阪市内の井岡ジムで行われた王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)の公開練習を視察した。初対面した40戦無敗の王者を、「オーラも風格も感じない」とバッサリ。勝利に絶対の自信をみせた。
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オーレドンのスパーリングをリング下で見守った井岡が、自信満々に言い切った。「すべての面で自分が上回っている」。40戦無敗で6度の防衛を誇る王者を、「オーラも風格も感じない」と切り捨てた。
選手自身が対戦相手の公開練習を視察するのは異例だが、本人が熱望してジムに駆けつけた。「(オーレドンの実力は)見たまんまでしょ。想定通りか以下。以上ではないですね」と満面の笑み。国内最速の世界王座奪取へ、さらに自信を深めた。
すでに『世界王者』になる準備を進めている。叔父で元2階級制覇王者の弘樹会長から「世界王者になるまで続けること」と厳命され、プロデビューした2年前から続けているアルバイト(レストランの食材管理)を、日本タイトルを獲得した昨年10月の6戦目の後に辞めた。
「(7戦目で)世界チャンピオンになる前提でやっているので辞めました」と、さらり。負ける可能性など、みじんも感じていない。日本ボクシング界のサラブレッドは、輝く未来だけを見据えている。
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