2011年 2月 7日
新見市でスクールバスが事故 21人ケガ
7日朝、新見市で小学生約50人が乗ったスクールバスが大型クレーン車と接触し、その弾みで会社事務所に突っ込みました。乗っていた児童ら21人が軽傷を負いました。7日午前7時45分頃、新見市新見の県道で直進していたスクールバスが会社の駐車場から県道に出てきた大型クレーン車のアーム部分に接触しました。接触の弾みでスクールバスは道路左側の電柱に衝突、さらに電柱をなぎ倒しその先の会社事務所に突っ込みました。スクールバスには近くの新見市立思誠小学校の1年から6年までの児童51人が乗っていて20人が軽いケガをしたほか会社事務所にいた43歳の男性従業員1人も軽いケガをしました。バスの運転手によりますとバスが新見市街地方面に向かっていたところ駐車場の30メートルほど手前でクレーン車が県道に出ようとしているのに気付き、よけようとしましたが間に合わず衝突したということです。現場は片側1車線の見通しの良い直線道路で、警察では自動車運転過失傷害の疑いもあるとみて双方の運転手から話を聞いています。学校によりますと8日以降、スクールバスは通常通り運行しますが教員が同乗するほか今後、児童の様子をみて臨床心理士を学校に派遣し精神的なケアに努めるということです。

高松市の製鉄工場敷地周辺の地下水が汚染
高松市の製鉄工場周辺の地下水から基準値を超えるフッ素とホウ素が検出されていたことが分かり、高松市は周辺の住民に地下水を飲まないよう注意を呼びかけています。基準値を超えるフッ素とホウ素が検出されたのは、高松市朝日町の東京製鐵高松工場の敷地周辺の地下水です。フッ素は多いところで基準の約7.4倍、ホウ素は1.4倍でした。去年10月、県に、工場の敷地内に廃棄物を埋めていたとの匿名の通報があり市などが調査した結果、分かったものです。高濃度のホウ素を摂取するとおう吐や腹痛など体に悪影響を及ぼす恐れがあるため市は、周辺住民に井戸水を飲まないよう注意を呼び掛けています。市の調査に対し、工場は、約20年前、鉄の埃などを加工した廃棄物約950トンを工場内に不法投棄したことを認めています。廃棄物と地下水汚染の因果関係は分かっていませんが工場では廃棄物を撤去するとしています。

香川用水 第1次取水制限へ
四国4県などで作る吉野川水系水利用連絡協議会は、高知県の早明浦ダムの貯水率が50%になった時点で香川用水の供給量を20%カットすることを7日開かれた幹事会に提案しました。幹事会では先月、早明浦ダム上流に降った雨は7.1ミリで、ダム運用開始以来、最少を記録したほか今後も、まとまった雨が期待できない状況などが報告されました。そして貯水率が50%になった時点で、香川用水の供給量を20%カットすることが提案されました。7日午後5時現在、ダムの貯水率は59.3%でこのまま雨が降らなければ、来週はじめには冬場の取水制限の目安となる貯水率50%に落ち込む見込みです。提案は各県で持ち帰り、8日、正式に決定します。冬場の取水制限は1999年以来12年ぶりです。

不適正経理で再発防止策を検討
岡山市が昨年度の事務費約3300万円について不適正な経理処理を行っていた問題です。高谷市長は7日の臨時局長会議で徹底的な調査を指示しました。会議には岡山市の局長級以上の幹部職員28人が出席しました。冒頭で高谷市長は「絶対にあってはならないこと。徹底的に調査し、二度とないようにする」と訓示しました。岡山市のこれまでの調べでは、昨年度22の部局の事務費で約1400件、3260万円余りが不適正に処理されていたことが分かっています。具体的には契約とは違った物品を納入させたり年度をまたいで支払いを行うなどしていました。市では今後2003年度までさかのぼり不適正な経理処理がなかったかなどについて調べ、今年6月から9月にかけ結果を公表する方針です。

イチゴ共進会
岡山市で栽培されたイチゴの出来栄えを審査する共進会が7日、岡山市役所で開かれています。この共進会はイチゴ生産農家の栽培技術を向上させ品質を高めようと岡山市とJA岡山が毎年開いているものです。今回は岡山市の西大寺地区や一宮地区などから「さちのか」や「さがほのか」など5品種、53点が出品され、形や色、糖度など12項目で審査されています。今年のイチゴは去年夏の猛暑の影響で花が咲く時期が10日ほど遅れたため出荷時期が例年より半月程度遅れました。しかし日照に恵まれたため果肉はやや小ぶりながらも、糖度は十分だということです。また会場では新鮮なイチゴが市価より1割程度安く販売されるということです。イチゴの販売は8日も行われます。