せと弘幸Blog『日本よ何処へ』

　小沢一郎と巨額な裏金

　意地を見せた検察・後は国税の摘発を待つばかり。

　←ブログランキング応援クリックお願いします。　　

　　
　「裏献金隠し」「断じてない」元秘書３人の初公判、全面対決で幕開け

　「裏献金隠しだ」「断じてない」−。東京地裁で７日、開かれた小沢一郎民主党元代表の元秘書３人の初公判は、全面対決で幕を開けた。逮捕から約１年の間に事件を取り巻く様相は一変。押収資料改竄（かいざん）事件などで信頼が失墜した検察は一部の調書という立証のカードを失い、弁護側は取り調べを「誘導」と糾弾した。そんな波乱含みの公判の行方は、強制起訴された小沢元代表の公判に直結する。(産経新聞)


　先ずこの裁判を論評する前にもう一度振り返りますが、それは私の「クイズ形式　小沢強制起訴問題」です。　（1）　（２）　（３）

　なぜ、検察審査会の委員は小沢が起訴されなかったかについて、極めて不自然であり不合理であるとした。これは捜査に当たった東京地検に対する痛烈なる批判でもあった訳です。

　よって今回の裁判では冒頭からこれまでの事件裁判とは、全く異なる幕開けとなりました。それは起訴状に出てこなかった中堅ゼネコン「水谷建設」（三重県桑名市）からの裏献金１億円の経緯に関して詳細に陳述したことです。

　「クイズ形式　小沢強制起訴問題」で既に述べた事ですが、小沢が説明を二転三転させ、１５年〜２０年前にもさかのぼらなければ出所を説明出来なかった“隠し金”の存在。これが極めて不自然であった訳ですが、これで謎が解けたことになります。

　小沢がこの裏献金を受けていたとするならば、簡単に説明が可能となります。この裏金の存在がありこれをマネーロンダリングするために、つまり不正な資金を政治団体や銀行口座を通して、複雑な操作を経ることによって闇に葬ろうとしたわけです。

　検察は自らへの国民の信頼が失われている危機感を持っています。だからこそ検察審査会の強制起訴に応える意味においても、検察側冒頭陳述の中で、敢えて起訴段階では触れられていない、この１億円の闇献金疑惑を持ちだしました。

　この問題などに関してはこれまで何回か書いて来たので、また引き続き連載で始めたいと思います。今整理中なのでもう少しお待ち頂ければと思います。

　ただ希望的な観測を申すならば、この小沢問題が金丸信の事件と同様な展開を期待するものです。佐川急便からのヤミ献金５億円が発覚したのにも関わらず、金丸信は政治資金法違反容疑では罰金２０万円でした。

　この決着に国民は怒った訳ですが、後に東京国税局は脱税容疑で内偵し東京地検に告発、その結果金丸信は逮捕され政治生命を失いました。

　国税当局は小沢へのヤミ献金疑惑への調査を開始していると思いますが、それ以外にも政党助成金を隠匿し自らの懐に入れた疑惑もある訳ですから、ここは徹底してやるべきです。

　絶対に巨悪を眠らせては行けない。今回の裁判は小沢の強制起訴裁判へも大きな影響を与えることになります。検察庁は小沢を何度も捜査しても起訴出来なかった訳ですから、それを強制起訴しても絶対に有罪に出来る筈がないという意見を耳にします。

　しかし、私はそうは思いません。その理由も改めて書きますが、検察審査会による強制起訴は、供述への不自然さや不合理性について指摘して議決された訳ですから、小沢側がその指摘された件について、合理的な説明が出来なければ有罪となるのは当然だと考えます。


　★お知らせ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　昨年好評だった手作りのりんごジュースを今年も作りました。今年は新しい専門の箱も製作しましたので、その箱に入れて販売します。

　ジュースは二本入りセットの販売です。
　７２０ミリリットル入りで１５００円となります。

　昨年は黒猫ヤマトで送りましたが、今年は郵便小包のほうが幾分安いのでそちらで送らせて頂きます。

　送料は下記の通りです。

　関東・東京　　６５０円

　中部・北陸　　７３０円

　大阪・近畿　　　９９０円　　中国・四国　１０６０円

　九州　１１４０円　北海道　７３０円

注文はメールにて受付します。

　fukushimaseto@gmail.com

東京都台東区東上野６−１０−７金子ハイツ４０１

　　　　　 せと　弘幸　　ＴＥＬ　０３−５８３０−７４７３

　←ブログランキング応援クリックお願いします。