力士たちは春場所中止を複雑な思いで受け止めた。健康診断のため7日、多くの力士が国技館を訪れた。2場所連続で白鵬を破っている稀勢の里は「残念ですね。悔しい」と言葉少な。新入幕が濃厚だったブラジル出身の魁聖は「いろいろ話を聞いたらだめだなと思った」と漏らした。
気持ちを切り替える力士もいる。初場所、西十両9枚目で4勝11敗と負け越し、幕下降下が確実だった垣添は「けいこをして(次の場所で)だめなら、それで考えます」。長い準備期間が幸いするかもしれない。また、旭天鵬は「力士会として謝罪文を出すのでは。必要になる」と、力士会が何らかの意思表示をすることを示唆した。
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