菅民主党惨敗の名古屋市長選・愛知県知事選の記事（写真つき）を徹底採録（イケメン度を見よ、ポピュリズムじゃない、笑）
Twitterで軽い内ゲバ罵倒状態、「ん？」でデータ集めておく必要を痛感、で後ろで記事や写真など採録。
基本的に、庶民の投票行動を観察するなら、「よりましな方に投票する（あるいはより小さな悪）」「なるべく自分の投票を死に票にしたくない」この二つが大きいと思います。だからマスゴミの捏造世論調査に比べて、選挙と言うサンプル数の多い、しかも真剣勝負の「世論調査」はいつも注目しているのです。この観点を理解していないと、頓珍漢な情勢分析や、はたまたピントの外れた批判・罵倒になったりします。評論家擬きの脳内評論でならどんなに格好の良いことでも言えます。あとあと、この菅民主党惨敗の名古屋市長選・愛知県知事選が話題になったときに、「単なるポピュリズム選挙の結果だ」なんて頓珍漢な評論家擬きの言説に対抗するためにもシッカリと写真も含めて記事を記録しておくことにします。
まず、僕のTwitter。
28SOBA やり取りで、いいヒントもらった。材料集め早速エントリーアップする。地味な作業だけれど大事なエントリー。世の中無駄な事は一つもないhttp://soba.txt-nifty.com/zatudan/ 雑談日記、http://bit.ly/syukensyaha 主権者は私たちＢＢＳ
約7時間前 webから
28SOBA @egg_rice 日共や社民とだっこして、寝てなさい（笑）ＱＴ@egg_rice @28soba ほー 安易な対立軸で民衆を煽るポピュリズムが政治のダイナミズムですか φ(｀д´)ﾒﾓﾒﾓ
約7時間前 webから egg_rice宛
28SOBA @egg_rice 卵メシがつぶやいている程度の内容はネットをやってる多くの人は承知済みだと思うよ（笑）
約7時間前 webから
28SOBA @egg_rice ヒヤヒヤドキドキの領域に突入しても断固行くのだ。政治のダイナミズムの分からん、この臆病者のアホ、ゲバラのアイコン外せ。ＱＴ＠卵ご飯 今更、小沢一郎を新自由主義者と呼ぶ奴と、河村たかしが生粋の新自由主義者と知らない奴と、どっちが馬鹿なんでしょうか？
約8時間前 webから egg_rice宛
28SOBA 安倍時代の頃だったか、大村議員をぶっ叩くバナーを作ったりしたこともありました。その後、日比谷派遣村で大村議員の写真をパチリ撮った事も、その際二言三言、人懐こそうな顔が印象的でした。あの人ＴＶでの印象や、顔で損してますね。派遣村レポート⇒http://bit.ly/hecgJW
約18時間前 webから
28SOBA 名古屋市、愛知県の両知事選で菅・岡田・仙谷民主が惨敗。愉快、愉快、万歳、万歳、万歳、万歳、万歳、万歳、万歳！！！（笑）
約19時間前 webから
以下、卵メシ（@egg_rice ）のTwitter。
egg_rice @golgojyusan ちょっと辛口過ぎましたでしょうか(o'ω'o)？
約1時間前 HootSuiteから golgojyusan宛
ポピュリズムの先にあるものはファシズム 富の再分配を無視した、歴史修正論者で徴兵論者の掲げる「減税」なんてアメに飛びついて それを市民革命・・・。おまけにパチンコうなぎ犬がいつの間にやらファンタジスタ こりゃ大川隆法信じてる奴、笑えんわ。
約1時間前 HootSuiteから
egg_rice @yumikofu (o´・∀・)ﾉ ハーィ ご心配おかけしました。でも、しばらく反省・・減酒します。
約1時間前 HootSuiteから yumikofu宛
egg_rice 主要地方都市に吹き荒れるポピュリズム http://t.co/PqdLSve
約1時間前 Tweet Buttonから
egg_rice @hinemo 少なくとも 減税だの官民格差だの、サルでも喜ぶ安っぽい看板掲げて近づいてくるネオリベは、毎度お馴染みなんですが・・。
約1時間前 HootSuiteから hinemo宛
egg_rice 魑魅魍魎の政治の世界を善悪の二元論でしか考えられない考えられないアホがいる。だから、毎度 つけいられ騙されるのだ。
約1時間前 HootSuiteから
egg_rice まあ 100歩譲って「名古屋で」改革が始まったと言うのは分からぬでもないが、「愛知で」っていうのは勘弁してくれ 眩暈がする。
約4時間前 HootSuiteから
egg_rice 河村の応援に小沢氏の秘書が行ったとか、側近の松木謙公がThe Fact 繋がりで仲がいいとか・・、庶民がこんな苦労しているのに議員や役人は泥棒ばかりして・・、そこらへんの情報や感情で「小さな政府」の新自由主義者の戯言に騙されちゃってるなら もう一度冷静になることだ。
約4時間前 HootSuiteから
egg_rice @chan_dora 大村のバックボーン→ http://www4.pref.aichi.jp/kofu/2727-1.pdf のP.26を見れば一目瞭然だろう。なぜコイツと河村が手を組んだのか・・それを考えずに市民の勝利等と喜ぶのはあまりに短絡的ジャマイカ(｀･ω･´)b
約5時間前 HootSuiteから chan_dora宛
egg_rice 「名古屋・愛知の乱」と政権交代の残像を重ねて考える - 保坂展人のどこどこ日記 http://ff.im/-xtoVQ
約5時間前 FriendFeedから
egg_rice 愛知県トリプル投票の結果はアホカンの消費税増税推進の否定でしかないんだが、まあ無責任アホカン政権だし、誰も責任取らないんだろうな。毎日ウンザリするしかないマスゴミの大相撲八百長報道のキモイ偽善: 憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ http://htn.to/6MHBQS
約6時間前 Hatenaから
egg_rice ちょっといい話・・RT @tatelll: 名古屋TVの番組。反河村の市議会議長と何故か東国原氏が出演。河村氏を批判するような言い分を長々と言っている。
約6時間前 HootSuiteから
egg_rice 年金のネコババを訳の分からん論理で擁護してたパチンコうなぎ犬が 「減税」とか言い出すといきなり民衆の味方になるらしい おっちゃんぶったまげたｗ
約6時間前 HootSuiteから
egg_rice @28soba ほー 安易な対立軸で民衆を煽るポピュリズムが政治のダイナミズムですか φ(｀д´)ﾒﾓﾒﾓ
約7時間前 HootSuiteから 28SOBA宛
egg_rice あらあら、税金泥棒な連中を退治してくれれば 歴史修正主義者でも 徴兵制に賛成でもいいんですか 金に目が眩んで 最も危険なポピュリズムに走るほど耄碌してませんわ あたい。
約8時間前 HootSuiteから
egg_rice 敵の敵は味方ですか・・そんな短絡的なこっちゃこの先思いやられるわ。
約8時間前 HootSuiteから
egg_rice いつから小沢支持者がパチンコうなぎ犬のファンになったんだ？脳みそ爆裂してるな。
約8時間前 HootSuiteから
egg_rice 今更、小沢一郎を新自由主義者と呼ぶ奴と、河村たかしが生粋の新自由主義者と知らない奴と、どっちが馬鹿なんでしょうか？ 約8時間前 HootSuiteから
egg_rice 戦争への一番の近道はポピュリズムなのだ。だから、このような流れには警鐘を鳴らす。
約9時間前 HootSuiteから
egg_rice いくらお仕置きとはいえ ポピュリズムを再び勢いづかせた代償は大きい。今度気づいた時には完全に手遅れ・・。
約10時間前 HootSuiteから
※最近、阿修羅での記事やブログの紹介投稿がデタラメ（ＵＲＬを末尾にしたり、ブログのエントリー固定ＵＲＬを紹介しなかったり）。それなら自分でブログに記録しておいた方がまだいい。で、Ｗｅｂ記事切り抜き帳。（関連）
以下、まず名古屋市長選。次に後ろの方で愛知県知事選の記事を資料として採録。
首長新党ＶＳ既成政党がねじれ激突
2011.1.23 22:11 （1/2ページ）
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110123/elc11012322120006-n1.htm
「庶民革命を」「減税はまやかし」。名古屋市長選が２３日告示され、市議会解散の賛否を問う住民投票、愛知県知事選と相まってトリプル投票となった「中京の乱」はいよいよ“本丸決戦”の火ぶたが切られた。「首長新党」を率いる前市長と、既成政党が推す前衆院議員ら計４人が立候補、首長新党と既成政党がねじれながら激突する異例の構図となった。
「政権交代や改革といっても、偉い人の顔ぶれが変わっただけで、庶民の生活はちょっともようならん」。繁華街で行われた出陣式で地域政党「減税日本」公認の前職、河村たかし氏（６２）は既成政党への不満をぶつけた。
とりわけ前日に、民主などが推す前衆院議員の石田芳弘氏（６５）に対し自民が推薦を「市議団」から「県連」に格上げしたことへの怒りが収まらない様子。「一丁目一番地の公約」とする市民税１０％の恒久減税をめぐり、昨年１２月の市議会で賛成した自民と反対した民主が“大連立”を組んだ姿勢を「なんなんだこりゃあ。めっちゃくちゃだがや」と批判、「すべて議員の保身のため。庶民がモノを言う新しい歴史を切り開こう」と訴えた。
出陣式には、減税や「中京都構想」でタッグを組む前衆院議員の知事候補、大村秀章氏や、前日から名古屋入りし「大阪都構想」で共闘する大阪府の橋下徹知事も駆けつけ、それぞれ地域政党を率いる３氏が顔をそろえた。
（2/2ページ）
大村氏は、選挙地盤から自らを徳川家康、河村氏を織田信長、橋下氏を豊臣秀吉になぞらえ、「革命児が力を合わせて天下統一を」と強調。橋下氏も「われわれも大阪で既存政党をひねりつぶすので、名古屋でもひねりつぶしてください」と力を込めた。
一方の石田氏陣営。民主、自民は知事選ではそれぞれ別に候補者を擁立しながら、市長選では「反河村」を合言葉に手を握ることを決め、河村氏との対決姿勢を鮮明にした。
「民・自」連携はこの日さっそく異例の形で実現。百貨店が立ち並ぶ繁華街で自民の知事候補、重徳和彦氏が街頭演説を終える間際に、石田氏が乗った選挙カーが接近し、２台が並ぶ形に。民主の知事候補、御園慎一郎氏への配慮から同じ選挙カーに立つことはなかったが、２人はがっちりと握手を交わして、市長選での「共闘」を演出した。
続いて行われた石田氏の街頭演説には、自民の県議や名古屋市議ら約２０人がそのまま残り、鈴木政二・県連会長は告示前日に「格上げ推薦」を決めた理由について「市長の品格が問われている。市議団の切実な訴えを受け止めた」と強調。石田氏は「今回は政党の問題ではない。倒すべきは河村政権だ」と声を張り上げた。
ただ、石田氏の車の周囲にはためく自民ののぼりが「ねじれ」を象徴する光景となり、首をかしげる市民の姿も。「わかりにくい構図」（民主市議）を意識してか、今後の連携については「それぞれの立場で努力する」（同）といい、微妙なバランスをとりつつ選挙戦を乗り切る考えだ。
共産推薦の八田広子氏（６４）は市内随一の繁華街で第一声。「河村氏の政策は『金持ち減税』だ」と述べ、河村氏の市政運営を批判した。
異例、自民市議団が民主議員を推薦「河村市長倒し最優先」 名古屋市長選
2011.1.7 13:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110107/elc11010712000034-n1.htm
名古屋市の河村たかし市長（６２）の辞職に伴い２月６日に投開票される市長選で、自民党市議団は７日、民主党推薦で出馬表明している同党の石田芳弘衆院議員（６５）を「市議団推薦」とすることを決めた。
市長選と同日に行われる愛知県知事選では、民主、自民両党がそれぞれ独自候補を擁立。市長選で手を組み、知事選で戦う異例の対応だが、自民党市議団は、議会の解散運動などを進める河村市長に対抗するため、連携を決めた。石田氏も支援を求めていた。
自民党市議団は７日、石田氏と会って政策などについて意見交換し、推薦を決定。岡本善博団長は「民主党の候補という意識はない。河村市長をいかに倒すかが問題だ」と記者団に話した。石田氏は「一致し河村市政ストップしなければ。明確な対立軸をつくっており、相乗り批判は当たらない」と述べた。
市長選には河村市長が再出馬するほか、共産党が元参院議員の八田広子氏（６４）を擁立する方針。市議杉山均氏（５４）も立候補を表明している。
河村市長に対抗、共産が元参院議員擁立 名古屋市長選
2011.1.7 10:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110107/elc11010710370028-n1.htm
河村たかし市長（６２）の辞職に伴う２月６日の名古屋市長選で、共産党などがつくる「革新市政の会」は７日までに、元同党参院議員の八田広子氏（６４）を擁立する方針を固めた。
八田氏は愛知県岡崎市議や同県議を経て平成１０年参院選で初当選し、１期務めた。
ただ、関係者によると、同会内では再出馬する河村市長に対抗するため、民主党の石田芳弘衆院議員（６５）を支援すべきだとの声も上がっており、石田氏との連携を模索する動きもあるという。
市長選には河村市長、石田氏のほか、市議の杉山均氏（５４）も立候補する予定。
石田議員、名古屋市長選への出馬を伝える 河村市長辞職で民主市議団に
2010.12.20 11:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110106/elc11010622250030-n1.htm
名古屋市の河村たかし市長（６２）の辞職に伴い来年２月までに実施される同市長選で、民主党市議団から出馬を要請されていた元愛知県犬山市長の石田芳弘衆院議員（６５）＝愛知６区＝は２０日までに、出馬の意向を市議団に伝えた。市議団幹部が明らかにした。
石田氏は取材に対し「いろいろな方に相談している。決断すれば説明する」と話した。
石田氏は１７日、県連幹部から正式に出馬要請を受けたが「情勢を見極めたい」と回答を留保していた。
河村たかし名古屋市長「市長を辞めて信を問うつもり」
2010.11.25 22:04 （1/3ページ）
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110117/stt11011717390013-n1.htm
名古屋市長の河村たかし氏（杉本康士撮影）
名古屋市議会の解散を求めるリコール（直接請求）で、市選挙管理委員会が法定数の署名３６万５７９５人分に届かなかったと発表したことは悔しいですよね。泣きませんけど泣けてきます。多くの貴い署名を無効にしたことは極めて不条理。民主主義の恐るべき危機だ。署名の無効判断に異議申し立てしてもらえれば、法定数に足りない１万２千人以上、必ず有効がある。
ワシも市長を辞めて民意を問うつもりだでよ。衆院が解散すると首相もクビになって信を問われるでしょ。市民税１割減税が議会で否決されたんだから市民に信を問う。小泉純一郎元首相だって郵政民営化法案が参院で否決されたから衆院を解散したじゃないですか。全然独裁じゃない。正しい選択だと思いますよ。
既存政党は議員が家業になってしまっとるんです。身分保障されとる人だから保身のための集団的自衛権を行使するわけですわ。
４月に設立した地域政党「減税日本」の目的はその名の通り減税です。減税政策は可処分所得を増やす意味もあるけど納税者に「サンキューベリーマッチ」を言うことが重要なんです。納税者に「あなたたちを大事にしてますよ。またもう一回納税してね」なんて言っとるのは私しかおらんけどね（笑い）。
（2/3ページ）
本当は名古屋市長選と名古屋市議選と愛知県知事選のトリプル選挙を狙っていたんですがね。知事選に出馬表明した自民党の大村秀章衆院議員とは長いつきあいなんです。勇気があるし、郷土愛も強い。半年ほど前に「あんたは若いから４年か８年知事をやって、また国会に戻ればええじゃないの」と言ったんです。そういう国って結構あるでしょ。首長やって国会議員をやるってのが一番ええんだと思いますよ。
大阪府の橋下徹知事とも連携していますが、その旗印も減税が一番いいと思います。「改革」という言葉は新進党も民主党も言い続け、国民の失望を買ってきた事実がありますからね…。橋下さんは「大阪都」構想と言ってますが、ワシは「独立」と言ってます。国税徴収も自治体がやって自衛隊のカネも北海道や沖縄の交付税分も払いますよ。地方税を自由化する。自治体が課税も起債も自由に決めるのは当たり前だがね。
愛知県と名古屋市の二重行政も相当あるので今整理してますが、そういうのは外していかないといかん。市民の税を減らす楽市楽座をやって世界中からいろんな企業や人に来てもらう。
まあ市長でも結構いろんなことができますけど正直言うと日本の流れを大きく変えようと思ったら、そりゃあ、総理大臣になって根本を変えていかなければならんのは確かでしょうね。
目指すのは小さな政府。減税部分を寄付に誘導することで大きな公共サービスをもたらす。ワシも国会議員をやってきたもんで首相になろうっていう夢はまだ捨てとらんのですよ。市長になったから厳しい道のりになりましたけどね。市長として市政を大きく変えて４年か８年やったら辞めるつもりです。
（3/3ページ）
ただ、減税日本から国政選挙の候補を出すのは、まだ先だわね。とにかくこれから半年ぐらい は大変だしね。でも減税勢力を作るためにはいろんな選択肢はありますがな。国を変えなどうしようもならんことは分かってます。だから「減税名古屋」じゃな くて「減税日本」なんですよ。民主党の減税勢力と一緒にやっていかないと変わらんですよ。
民主党とは今でも仲はええですよ。特に小沢グ ループは。１０月１３日に都内で民主党の小沢一郎元代表と会いました。だけど「一緒に新党を作ろう」などという話はしとらんことになってます（笑い）。 「新進党は公約は減税だったですよね」って言ったら「そうだわなあ」って言ってました。また小沢さんと国政で一緒にやるのか？ う～ん、まあ、そうなれば それはそれでいいじゃないですか。長いおつきあいだしね。
民主党に減税の息吹を吹き込む。「減税民主党」になるんならばいいけどそうでな い人も多いから。減税に賛同する人たちと新党を作ることも選択肢の一つになりますわね。まあその辺は将来の話だわね。あんまり他の党をくさしても意味ない ので「しっかりやれよ」と祈るしかない。ボンボヤージュ、グッドラック。（杉本康士）
■かわむら・たかし 昭和２３年生まれ。名古屋市出身。平成５年、日本新党から衆院選（旧愛知１区）に初当選。新進党、自由党を経て１０年に民主党入り。２１年４月、名古屋市長に初当選。
（上）賛否分かれる「減税」
2011.1.15 22:03 （1/3ページ）
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110115/elc11011522080002-n1.htm
辞職願提出後、定例記者会見に臨む名古屋市の河村たかし市長＝平成２２年１２月２０日午前、名古屋市役所
名古屋市長、河村たかしのすっかり形の崩れた「どた靴」。それを苦々しい表情で見つめる男がいた。自民党名古屋市議団の重鎮、桜井治幸だ。
昨秋、名古屋市内で開かれたパーティー。地元名士が名古屋にある外国公館の関係者とワイングラスを交わしていた。
約２００人を前にマイクを握ったスーツ姿の河村は、どた靴のままエルビス・プレスリーを熱唱した。
「ＴＰＯ（時と場合）をわきまえろ」。桜井は、その言葉をのみ込んだ。
河村の政治スタイル。それを桜井は「意識的に権威を否定するようなことをやるんだ」と語る。
河村が地方自治の世界に投じた「一石」の波紋は大きかった。
平成２１年４月の市長選で初当選すると、恒久的な市民税減税にこだわった。
納税者１人当たり、平均で年１万４千円。法人なら１社平均で年７万８千円の減税。こうした減税に前例がないと聞けば、その大胆さは分かる。
反発も大きい。
市議会とは２年近くも対立を続け、その結末、２月６日の愛知県知事選には、名古屋市長選、名古屋市議会解散の是非を問う住民投票が加わった。「トリプル投票」は１７日の住民投票告示で幕を上げる。
７日、名古屋市内で街頭演説した政権与党、民主党幹事長の岡田克也は、河村に対抗心をむき出しにして「民主党は縁を切った」と宣言をした。
さらに岡田は言った。
「減税は人気取りだ」
（2/3ページ）
市議会の解散請求を自ら仕掛け、市長も辞職して、出直し市長選に乗りだし、愛知県知事選には、自民党衆院議員だった大村秀章を担ぎ出すという荒業を続ける河村。
すべての出発点は、前代未聞の市民税減税だった。
■
名古屋市長、河村たかしの市民税減税は思い付きではない。
愛知県の名門、県立旭丘高校の同級生で、現在千葉県松戸市長を務める本郷谷健次は振り返る。
「河村は平成１７年の市長選にも出ようとしたが、その時のマニフェスト（公約）にも入っていた」
出馬前の２１年２月には、当時衆院議員だった河村が国会で質問している。
河村「減税は可能か」
政府「条例で定めることにより可能」
河村「名古屋でやると日本初になるか」
政府「２０年間調べたが、そうした自治体はない」
減税をする市長がこれまで現れなかったのは、自治体の起債の面で、国が制限をかけていたためだ。
自治体に課税自主権はあるが制約があった。「独自減税するほど財政に余力があるなら、起債（借金）の必要はないはず」というのが国の論理。市民税は全国一律の税率で、事実上、国はこれを下回った自治体の起債を禁じていた。
地方債がなければ自治体経営は回らない。名古屋の市債発行残高は、市税収入の３倍近い１兆８千億円に達している。
ところが、１８年に国が地方自治の拡充を目指し、自治体の起債要件を緩和したことで、「河村減税」は可能になった。
（3/3ページ）
■
河村には原点がある。
一橋大を出て家業の古紙回収業者「河村商事」に住み込んだ。挑戦した司法試験は９回失敗、昭和５８年、県議選に挑戦したが、これも落選した。
この時、県議の高額な給与を知り愕（がく）然（ぜん）とした。「議員はたいした仕事もせずに税金で高禄をはんでいる」
議員報酬削減を含め行財政改革を断行する。浮いたカネは本来の所有者、有権者に戻す－。屈折した感はあるものの、河村が減税を「リベンジ」と表現するのには、そんな背景がある。
当然、河村は減税とセットで市議会議員定数の大幅削減を打ち出し、市議の感情を逆なでした。市内部でも無駄削減に乗り出した。
河村の減税論は批判の的になることが多い。
「減税しながら起債するのは、将来への負担先送りだ」「他地域から集めた交付税を国からもらっておいて、自分だけ減税か」
河村は反論する。
「まず減税しないと本当の行革はできない」「法人市民税減税で企業を名古屋に呼び込むことができる」
そしてこういう。
「税金の議論は住民自治の基本だ」
減税を恒久化しようとした河村の条例案は昨年１２月の市議会で否決されたが、反対していた自民が今回は賛成に回った。議会解散へのリコールも、逆転で住民投票にたどりついた。
流れは河村に向かいつつあるのか？
市議会にはまだ、こんな笑い声が続く。
「とはいっても、どうせできっこない。そのうちに泣き付いてくるだろう」
その声に河村は答える。
「民意が反対なら、自分は政治生命を失う」
（敬称略）
（中）かみ合わない両輪
2011.1.17 00:29 （1/4ページ）
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110117/plc11011700320000-n1.htm
２月６日の愛知県知事選、名古屋市長選、名古屋市議会解散の是非を問う住民投票という「トリプル投票」で、最も異例なのは、政令指定都市の市議会が、日本で初めて、市民の手で解散されるかどうかに追い込まれていることだ。
これを生み出したのが名古屋市長、河村たかしだ。
言うことを聞かない議会を変えるため、首長自らが解散請求（リコール）の音頭を取る。「地方自治の壮大な実験」とも称される河村の行動は是か非か－。
「プロレスの場外乱闘」
総務相の片山善博は昨年１０月、国会で、こうした比喩を使って河村の行動にクギを刺した。
いわく、市長は議会というリング上で戦うもの。いわく、リングから降りて市民と一緒に議会を倒そうとするのは、市長と議会がそれぞれ民意を代表し、お互いが監視し調整をする「二元代表制」の理念にもとる…。
こうした指摘に馬耳東風の河村はリコールが成立すれば３月６日か１３日、不成立でも４月の統一地方選で行われる市議選に向けて、着々と布石を打つ。
昨年１２月１２日夜。名古屋市役所近くの居酒屋の座敷には約５０人の「河村会」メンバーが集まっていた。大半が来るべき市議選で、河村が立ち上げた地域政党「減税日本」から立候補することになる。
（2/4ページ）
市議会定数は７５。当然、過半数を狙う。
会費３５００円の会合で、好物の焼酎を飲んでほろ酔いになった河村は大きな声で呼びかけた。
「絶対、勝たなければならない」「３００万円くらいは用意しておけよ」
一方、市議会側は収まらない。平成２１年の市長選では共闘した民主市議は、河村の対抗馬として、衆院議員だった石田芳弘を擁立した。河村さえ倒せれば、残りは烏合（うごう）の衆とみる。
議会側にとって河村の姿勢は、ただ乱暴なだけだ。
市長選で共に戦った民主市議、奥村文洋は混乱の原因は河村にあると言う。
「減税にしても、財源のこともあるのでよく検証した方がいいと提案しても、とにかく『やらせてくれ』しか言わない」
市長選で対立した自民市議にいたっては、２１年１１月に提案された、市議の定数と報酬を半減する条例案をまったく知らされず、新聞で知ったと話す。
ここまでされた自民は、市長選で独自候補を擁立せず、市議団単独で石田を推すことになった。河村が市民の人気に支えられているのは間違いなく、市議団重鎮の桜井治幸は「これ以上、河村の引き立て役になるのはごめんだ」と民主党との共闘を選んだ。
（3/4ページ）
河村が地方自治の紊乱（びんらん）者かというと、そうでもない。河村の行動に喝采を送る首長もいる。
「市長提案の議案に、何でも反対する議員に理由を聞いたことがある。そうしたら『何でも反対するのが議員の仕事』と答えられ、あきれた。河村さんの気持ちは分かる」
議会運営でストレスを抱えている関東地方のある市長はニヤリと笑った。
地方議会は、改革から最も遠いところにあるといわれてきた。
議員定数の削減は進まず、政務調査費でみられるような不透明な支出もやまない。対立を避けて、与野党から推薦をもらって当選する「オール与党」市長が多い中で、市長と議会のなれ合いは続く。首長提出条例案はほぼ１００％が原案通り可決されてしまうなどチェック機能も乏しい。
名古屋の選択は、地方自治の教科書にある「二元代表制」というお題目がすでに空文化しているのではないか、という問いかけだ。
もちろん、首長と議会の対立は出費を伴う。
（4/4ページ）
１６日に出直し市長選の投票が行われた鹿児島県阿久根市では、２１年２月以降、（１）解散で出直し市議選（２）不信任で出直し市長選（３）市長解職請求の住民投票（４）出直し市長選－と４回で４６００万円を使った。
名古屋では、リコール署名の審査と住民投票、市長選で計３億７０００万円かかる。リコールが成立すればさらに経費はかさむ。
これだけの税金をかけて名古屋は変わるのか。
現職市議でただ１人の河村与党の則竹勅仁は、“河村チルドレン”が市議会の過半数を占めるのはかなり難しいと率直に認める。
河村が市長に再選できたとしても、市議会側との対立は続く可能性がある。
名古屋の選択が二元代表制の混乱か、それとも河村の一人芝居なのか、それを見極めるのは難しい。
（敬称略）
与野党幹部が舌戦を展開 河村市長は「イバラの道」【産経】（画像有り）
2011.1.20 12:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110120/elc11012012310004-n1.htm
「減税で嵐を起こす」「人気取りだ」。候補者５人が立つ乱戦模様となった愛知県知事選。２０日告示され、選挙戦の火ぶたが切って落とされた。各党が推す候補に加え、名古屋市の河村たかし市長（６２）が連携する前衆院議員も名乗りを上げ、政党の支援が複雑にねじれる。候補者が第一声を上げ、２月６日の投開票に向け走り始めた。
自民党を除名処分された前衆院議員の大村秀章氏（５０）。同県安城市の事務所前に赤いネクタイを締めて現れた。「減税をてこに愛知から日本を変えるうねり、嵐を起こしたい」と絶叫。約５００人の支援者らは拍手し「頑張れ」などと声援を送った。
出直し市長選に出馬する河村市長はこの日朝、名古屋市の事務所で「いばらの道だが、２人で全力で戦う」とあらためて大村氏支援を強調した。
河村、大村両氏に対抗し、民主党などが推薦する元総務省審議官の御園慎一郎氏（５７）。ＪＲ名古屋駅前に駆け付けた岡田克也幹事長は拳を振り上げ「減税は結構だが、財源が明らかでない。人気取り以外の何物でもない」と批判した。
御園氏は「真剣に議論し、生活を変えていこう。対決で混乱の道を選ぶのはやめよう」と呼び掛けた。同党推薦で市長選に出馬する石田芳弘前衆院議員（６５）も同じ車に乗り「御園さんと新しい愛知県と名古屋市をつくる」と宣言した。
自民党が支持する元総務省課長補佐の重徳和彦氏（４０）。名古屋市の事務所前で「（減税は）いつ効果が出るか分からない」と声を張り上げ、石破茂政調会長は「混乱した市政を県に持ち込ませてはいけない」と河村、大村両氏をけん制した。
みんなの党公認の医師、薬師寺道代氏（４６）は県庁前で「愛知は名古屋だけのものではない」などと演説。共産党推薦の医師、土井敏彦氏（６４）は名古屋市の繁華街の交差点で第一声を上げた。
愛知県知事選が告示され、重徳和彦候補（中央）の応援演説に駆けつけた自民党の石破政調会長（右）と神田真秋愛知県知事＝２０日午前、名古屋市中区
愛知県知事選告示 ２月６日にトリプル投票
2011.1.20 22:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110120/lcl11012022150045-n1.htm
任期満了に伴う愛知県知事選は２０日告示され、５新人が届け出た。投開票日の２月６日は、名古屋市の出直し市長選、市議会解散の賛否を問う住民投票も重なる「トリプル投票」となる。
統一地方選の前哨戦となる同知事選は、３期１２年務めた神（かん）田（だ）真（まさ）秋（あき）知事が不出馬を決めたことを受け、新人５人の争いとなった。
届け出たのは、前衆院議員、大村秀章（５０）▽元総務省課長補佐、重徳和彦（４０）＝自民支持▽元総務省官房審議官、御園慎一郎（５７）＝民主、社民、国民新推薦▽医師、土井敏彦（６４）＝共産推薦▽愛知みずほ大特任教授、薬師寺道代（４６）＝みんなの党公認＝の５氏。
大村氏は、河村たかし名古屋市長（２１日に辞職予定）が率いる「減税日本」、橋下徹大阪府知事が率いる「大阪維新の会」などと連携。これに御園、重徳、薬師寺の３氏を支援する民主、自民、みんなの３党の与野党対決が絡み合う複雑な構図となる。
愛知県や名古屋市、東海各県との広域行政のあり方のほか、住民税減税の是非などが争点。「中京都構想」を掲げる大村氏は自民党から除名処分を受けたが、自民党の一部議員や公明党県本部なども支援。重徳氏は「雇用を創出し、生活や仕事の閉塞（へいそく）感を打破したい」、御園氏は「福祉、教育の王国をつくる」と強調。土井氏は中小企業対策を主張、薬師寺氏は「県庁、議会のスリム化に取り組む」と訴えた。
愛知県知事選が告示 ５新人届け出 減税・広域行政が争点【産経】（画像有り）
2011.1.20 10:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110120/elc11012010200003-n1.htm
任期満了に伴う愛知県知事選が２０日告示され、みんなの党１人と無所属４人の新人５人が立候補を届け出た。民主、自民の与野党対決に加え、河村たかし名古屋市長（６２）が支援する前衆院議員らが参戦した。投開票は２月６日。
２３日には河村市長の辞職に伴う出直し市長選も告示され、１７日告示された名古屋市議会解散の賛否を問う住民投票とともにトリプル投票となる。
立候補を届け出たのは、前衆院議員、大村秀章氏（５０）＝公明県本部支持、元総務省課長補佐、重徳和彦氏（４０）＝自民支持、元総務省審議官、御園慎一郎氏（５７）＝民主、社民、国民新推薦、医師、土井敏彦氏（６４）＝共産推薦の無所属４人と、みんな公認の医師、薬師寺道代氏（４６）の計５人。県と名古屋市や東海各県との広域行政のあり方のほか、減税の是非などが争点になる。
今春実施される統一地方選の前哨戦で、今回の結果が国政にも影響を与える可能性もある。
大村氏への処分、愛知県知事選後に先送り 自民党「連携の余地」残す
2010.12.24 01:30 （1/2ページ）
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110109/stt11010923000225-n1.htm
自民党は、愛知県知事選に出馬表明した大村秀章衆院議員の処分を、２月６日の知事選投開票後まで先送りする方向で調整に入った。大村氏は党党紀委員会の除名処分を不服として、党本部に再審査を申し出ているが、当面、党紀委員会での再審査を見送る。
同党では、大村氏の除名撤回を求める声が強く、一部国会議員が大村氏支援のため同県入りしている。菅義偉元総務相らも「本人に弁明の機会を与えなかった」と処分撤回を谷垣禎一総裁に要請し、党国会議員への署名活動を展開している。最終決定の先送りで党内の亀裂を抑えるとともに、選挙戦を有利に進める大村氏との連携の余地を残す狙いがある。
昨年８月の衆院選で自民党は、愛知県内の選挙区をすべて落とすなど地盤沈下が顕著だ。唯一比例代表で復活当選した大村氏と決裂すれば、愛知で党再生の足場を失うとの危機感もある。
国会で共闘する公明党も２２日の中央幹事会で、大村氏を県本部支持とすることを決定、自公で対応が分かれていた。
ただ同知事選には、党愛知県連が元総務省課長補佐の重徳和彦氏を擁立しており、大村氏への処分先送りに反発するのは必至だ。
公明は大村氏を支持 愛知県知事選で
2010.12.22 13:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110106/stt11010622270069-n1.htm
愛知県知事選へ出馬する大村秀章氏
公明党は２２日の中央幹事会で、来年２月の愛知県知事選に関し、大村秀章衆院議員（５０）の県本部支持を決めた。
河口堰の必要性再検討 大村氏、愛知県知事選公約に
2010.12.19 14:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110109/lcl11010903010010-n1.htm
来年２月の愛知県知事選に出馬表明した大村秀章衆院議員（５０）は１９日、河村たかし名古屋市長と三重県桑名市の長良川河口堰を視察し、河口堰の必要性や費用対効果の検討を知事選のマニフェスト（公約集）に盛り込む考えを明らかにした。
両氏は河口堰反対派の市民団体が用意した漁船に乗り、環境の変化などについて説明を受けた。視察後、大村氏は記者団に「完成から１５年が経過した。環境への悪影響があったかどうか、時間をかけて開門調査したい」と話した。
河村市長が中止を主張する徳山ダム（岐阜県揖斐川町）の木曽川水系連絡導水路事業については「国や関係自治体にゼロベースでの見直しを呼び掛ける」と述べた。
共産系団体が独自候補
2010.12.4 21:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110109/elc11010903020013-n1.htm
来年２月の愛知県知事選で、共産党などでつくる「革新県政の会」は４日、愛知県保険医協会理事で医師の土井敏彦氏（６４）を擁立すると発表した。
同知事選では、民主党が元総務省官房審議官の御園慎一郎氏（５７）、自民党が元総務省課長補佐の重徳和彦氏（３９）、みんなの党が愛知みずほ大特任教授の薬師寺道代氏（４６）の擁立を決定。自民党に離党届を提出した大村秀章衆院議員（５０）＝比例東海ブロック＝も、河村たかし名古屋市長から要請を受け、出馬の意向を示している。
土井氏は名古屋市内で記者会見し「若者や老人の暮らしは依然として厳しい。雇用対策や医療、介護の問題などに取り組みたい」と語った。
愛知県知事選出馬で自民・大村氏が離党届提出 「けじめつけた」
2010.12.3 14:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110107/stt11010713000050-n1.htm
自民党の大村秀章衆院議員（５０）＝比例東海ブロック＝は３日午後、来年２月の愛知県知事選に出馬するため、石原伸晃幹事長に離党届を提出した。知事選では河村たかし名古屋市長と連携する方針で、６日に同市内で記者会見を開き、正式に出馬表明する。
大村氏は離党届提出後、国会内で記者団に対し「私なりのけじめを付けるという意味で、国会が終わった今日、離党届を出させてもらった」と述べた。当面、議員辞職しないまま無所属で活動し、知事選告示に伴って自動失職する方向で調整している。
大村氏が自動失職すると、平成２１年８月の衆院選比例東海ブロックの自民党名簿で次点となっていた望月義夫前衆院議員（６３）が繰り上げ当選する。
自民党愛知県連はすでに知事選に元総務省課長補佐の重徳和彦氏（３９）の擁立を決定。大村氏を除名処分にするよう党本部へ上申書を提出しているが、石原氏は３日、国会内で記者団に対し、大村氏の処分について「党規委員会で粛々と処理してもらう」と述べるにとどめた。
※↓赤字部分はSOBA。愛知県知事選、名古屋市長選の民主党惨敗も、要するに「何から何まで悪いことは全部小沢さんのせい」と言わんばかりの、驚くべきトンデモ社説（笑）
トリプル投票 国民の政権不信の表れだ
2011.2.7 02:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110207/elc11020702580009-n1.htm
市民税の１０％減税や議員報酬半減などを掲げ、これを拒む名古屋市議会と対立を続けてきた河村たかし氏が、自らの辞職に伴う出直し名古屋市長選で再選された。
同時に行われた愛知県知事選では、河村氏と連携して県民税減税などを唱えた大村秀章前衆院議員が初当選し、市議会解散請求（リコール）の賛否を問う住民投票でも解散が決まった。
一連の結果は、市民税減税などの主張が広く支持されたと同時に、民主、自民の二大政党への不信を浮き彫りにした。
とくに見過ごせないのは、県内にある衆院の１５選挙区を独占し、「牙城」「王国」などと呼ばれてきた地域で、民主党が惨敗したことだ。民主党政権への不信が明確に示されたといえ、ダメージは極めて大きい。
民主党は大敗となった昨年の参院選でも、愛知選挙区（改選数３）では２議席を獲得していた。菅直人首相に対する国民の支持が急速に失われているといえる。
ばらまき政策を盛り込んだマニフェストの見直しに直ちに踏み込み、小沢一郎元代表の「政治とカネ」の問題にけじめをつけない限り、国民の信は取り戻せまい。
自民党も市長選では独自候補を立てられず、民主推薦候補の支援に回る動きがあったほか、知事選で支援候補を立てながら一部が大村氏を支援する分裂となった。
問題は、地域政党「減税日本」を立ち上げて戦った河村氏らの今後の対応である。
河村氏が首長の立場でありながら、リコール活動の先頭に立ったことや、知事選や住民投票との連動を狙うため、意図的なタイミングで市長を辞職したことへの疑念も提起された。
一方で、１６００万円もの議員報酬半減などの主張が有権者に浸透するなかで中央政党は対抗できる有効な主張を持たなかった。
４月の統一地方選に向けて、橋下徹大阪府知事が代表をつとめる「大阪維新の会」など他の地域政党の動きも活発化している。
河村氏は出直し市議選に支援者を擁立し、過半数の獲得を目指すという。その場合、どうやって議会が市政をチェックするのだろうか。議会を首長の支配下に置くことの危うさが指摘されている。
首長と議会を別々に選挙で選ぶ地方自治の「二元代表制」への見解も明確に示してほしい。
| 固定リンク
|
コメント