「富田CROメッセージ」と題された文書は、１月24日から31日までショップ掲示板（AQUA）に掲載されたもので、一部の関係者にはすでに行きわたっているようだ。ただ、24日に都内で開催された会合で、ナチュラルグループ本社サイドが幹事会社に説明した内容は、必ずしも同文書に基づいた事柄ではないという。関係者によれば、会合ではこれからの同社の営業をどのように展開するかについて、ヴィンテージ酵素の販売に言及された。むしろ同文書は翌日、業界専門紙を招いて開催された記者説明会で紹介された内容に近いようだ。
　３日付でネットにアップされた都内の専門紙の記事には、NG本社再生のために協力している企業の一例として、同文書に挙げられている健食「大手」「中堅」の２社に触れた記述がある。「行政理解を得てビジネスを展開」という記事の内容も、同文書中「法律に基づき『アニュー運動推進有限責任事業組合』を云々」との記述にほぼ合致する。
先に挙げられた「大手」「中堅」の２社こそいい迷惑だろうが、気息奄々の同社に今さら利用されたとしても「苦笑い」程度で済んだのかもしれない。