CCCの3事業のカギを
チェックのポイントは?
CCCのIR情報を見ると、同社の事業は大きく「TSUTAYA事業」「会員サービス事業」「アライアンス・コンサルティング事業」に分けられていることがわかります。以下、その内容をチェックしていきましょう。
TSUTAYA事業
「TSUTAYA事業」は、レンタル店「TSUTAYA」の直営店やフランチャイズ店を運営する事業。基本的にはDVDやCDを買い付けてユーザーに貸し出し、レンタル料で収益をあげるシンプルなビジネスモデルです。
店舗では、書籍やゲーム等の販売も行っています。しかし直近の決算を見ると、直営店、フランチャイズ店ともに売上は減少傾向にあります(下図参照)。
アライアンス・コンサルティング事業
「アライアンス・コンサルティング事業」とは、もともとはTSUTAYAの会員向けに提供されていたポイントカード「Tポイント」のシステムを活用したビジネスです。コンビニエンスストアやコーヒーショップなど自社以外の企業にもTポイントカードを導入してもらい、提携先企業からシステム利用料等を得ています。
また、Tポイント機能付きのクレジットカード発行も手がけており、クレジットカードの利用手数料も同事業の収益の柱になっているようです。Tポイントの提携先企業は2009年12月末時点で66社にのぼり(下図参照)、Tポイントカードの会員数も2010年3月末時点で約3500万人にまで拡大。売上は順調に伸びています。