陸上自衛隊日出生台演習場(由布市、玖珠町、九重町)で2月7-13日に実弾射撃訓練を行う在沖縄米海兵隊の本隊約140人が1日、同演習場入りした。由布市湯布院町の演習場前では、県平和運動センターが抗議集会を開き、訓練の廃止、縮小を訴えた。
集会には約130人が参加。米軍本隊の第1陣約110人が午後1時15分すぎ、大型バスで演習場に着くと、待ち受けた集会参加者らが「海兵隊の訓練反対。米軍は武器を持って日出生台から出て行け」と気勢を上げた。
集会では、日出生台対策会議議長の内田淳一県議(社民)が「米軍は県民の意向を無視して詳しい日程を示さない。訓練の拡大、恒常化は許せない」と呼び掛けた。
同センターは、155ミリりゅう弾砲などの装備品が大分市の大分港大在公共埠頭(ふとう)で陸揚げされるとみられる2日、同埠頭でも反対集会を開く。
=2011/02/02付 西日本新聞朝刊=