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草の根の会など抗議「米軍基地はいらない」

2011年02月07日

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演習場に向かって「マリーンズ・ゴー・ホーム」などとシュプレヒコールを叫ぶ参加者=日出生台演習場門前

 7日から米海兵隊による実弾射撃訓練がある日出生台演習場前で、市民グループ「草の根の会」などが6日、演習に抗議する集会を開いた。県外からも含め100人近くが参加し、「米軍基地はいらないと声を上げ続けていこう」と確認した。

 草の根の会は、作家、松下竜一さんの「問題を日出生台の人たちだけのものにしてはいけない」という遺志を受け継ぎ、毎回、抗議集会を開いている。大分市で5日、沖縄と日出生台をテーマに開かれた「許すな!憲法改悪・市民運動全国交流会」参加者も合流した。

 琉球大法科大学院長の高良鉄美教授(憲法学)は抗議集会で「日出生台や沖縄の基地で何をやっているのか知らされていないことは、憲法に定められた国民主権に反する。皆さんと同じ、人権侵害への叫びが沖縄にもある。やはり日本には基地はいらない」と発言した。

 草の根の会の梶原得三郎代表(73)は「声を上げ続けなければ賛成になるんだと松下さんが言っていた。私たちも声を上げ続けていくしかない」と呼びかけた。最後に、菅直人首相に宛てた抗議文を読み上げ、演習場に向かって「マリーンズ(海兵隊員)・ゴー・ホーム」などとシュプレヒコールをした。

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