荒布(あらめ)と鹿尾菜(ひじき)の比較

あらめは褐藻類コンブ科の海藻で、主には伊勢志摩地方で採れ、海藻の外観は若布に似ていますが、製品はひじきと同じようで、調理も同様にでき歯ごたえがあります。
ひじきも山菜ではなく褐藻類ホンダワラ科の海藻で、昆布や若布と同様に昔から食用にされてきました。芽ひじき(葉に当たる部分)と長ひじき(茎の部分)があり、生時は黄褐色で、乾燥して黒褐色なります。柔らかい食感が特徴で、瀬戸内産が多いです。
 
 

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・野菜・果物等(植物): 荒布(あらめ)と鹿尾菜(ひじき)

あらめは褐藻類コンブ科の海藻で、海藻の外観は若布(わかめ)に似ていますが、製品はひじきと同じように調理ができ歯ごたえがあります。
ひじきは褐藻類ホンダワラ科の海藻で、芽ひじき(葉に当たる部分)と長ひじき(茎の部分)があり、生時は黄褐色で、乾燥して黒褐色なります。柔らかい食感が特徴です。


荒布(あらめ)

褐藻類コンブ科の多年生海藻(製品は二年物等)で、円柱状の茎の上端はやや扁平で左右に分れ、更に叉状(交差した状態)に分岐して葉になります。全長は1メートル余りで、波の荒い外洋の低潮線(低潮時の水位の線⇔高潮線)以下に生じます。養殖は出来ず、主には伊勢志摩地方で採れます。
海藻の外観は若布(わかめ)に似ていますが、食用にする製品は原藻を(天日乾燥し)蒸らし,細かく裁断し,(葉の柔らかい部分を)乾燥させた物で、ひじきと同じように調理ができ(短時間で戻り)、歯ごたえがあります。栄養面ではひじきや若布等と同様に鉄分やカルシウム,食物繊維等が豊富です。
食用以外に肥料やアルギン酸の原料にもなります。

荒布と混同され易い搗布(かじめ)[野呂搗布]は葉(革質で暗褐色)が羽状に裂けた別種で、ヨード製造等にも用いられます。

* 海藻には褐藻の他に緑藻,紅藻があります。


鹿尾菜・羊栖菜(ひじき)

山菜ではなく海産の褐藻類ホンダワラ科の海藻で、円柱状で数回分枝します。やや波の荒い海岸の浅い岩石に付着し、若い間に採取して食用にします。昆布や若布と同様に昔から食用にされてきました。瀬戸内での生産量が高いです。
原藻は収穫後の天日乾燥し(すぐに素干ししないと腐ってしまう),水戻し,蒸煮して蒸らし,乾燥させた物で、葉に当たる部分が「芽ひじき」(米の形に似ている事から「米ひじき」とも呼ばれる)で、茎の部分が「長ひじき」です。生時は黄褐色で、乾燥して黒褐色の食品素材になります。
組織が柔らかいので味が染み込み易く柔らかい食感が特徴で、栄養面では食物繊維にミネラルや各種ビタミン等に富みます。


 
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