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さくらVPSでWordPress運用するまでの手引き on ubuntu
1月の半ば頃に借りてみて、その時やったことのまとめです。少しうろ覚えで書いていたり、基本初心者なのであまり参考にしないほうがいいかもしれませんが。まあ良かったら見てやってください。
#こう、一からやってみると普段使っているレンタルサーバーがどのように動いているかがなんとなくつかめて面白いですね。
◆下準備
- WinSCP(インストール版)とteratermをインストール
- WinSCPの中のPuTTYgenを起動。「SSH-2 RSA」をチェックし、右下の"1024"を"2048"に直して「Generate」ボタンをクリック、マウスをテキトーに動かしてやると早く終る。
- 「Key passphrase」にはログイン時のパスワードを入力する(OSのユーザーに設定されているパスワードではない)。気休めのようなものらしいので無くても可。
- 「Save public key」ボタンと「Save pricate key」ボタンをクリックしてそれぞれ(公開鍵は"authorized_keys"という名前にして)保存。
- またメニューの「Conversions」をクリックして「Export OpenSSH key」をクリックして"id_rsa"というファイル名で保存する。
◆OSのインストール
- まずさくらのコントロールパネルを開き、OS再インストール→カスタムOSインストールと進んでOS選択をUbuntu 10.04 i386を選んで確認ボタンを押す。
- 公式のマニュアルがあるのでこれを読みながらインストールする。
◆セキュリティ
SSH
- WinSCPを起動し「新規(N)」ボタンを押す。「ファイルプロトコル」を"SCP"にし、ホスト名とインストール時入力したユーザー名、ポート番号に"22"を入力して「保存(S)」ボタンを押す。
- 「ログイン」ボタンを押しログインする。おそらく"/home/ユーザー名"が開かれるのでそこに右クリックから".ssh"というフォルダを作り、"authorized_keys"を放り込む。
- "authorized_keys"と".ssh"のパーミッションをそれぞれ"600"と"700"にしてWinSCPを閉じる。
- さくらのコントロールパネルのリモートコンソールを開きログインする。
- 以下のように入力、編集していく
$ sudo apt-get install vim $ sudo vim /etc/ssh/sshd_config $ sudo /etc/init.d/ssh restart
file:/etc/ssh/sshd_config
Port 22 #0~65535の間の数字を適当に入れる。10000以上が良いらしい。 PermitRootLogin no #yesをnoに変える。rootのログインを禁止する。 #RSAAuthentication yes #コメントを取る。RSA認証を許可する。 #PubkeyAuthentication yes #コメントを取る。公開鍵認証を許可する。 #PermitEmptyPasswords no #コメントを取る。パスワード無しのログインを禁止する。 ChallengeResponseAuthentication no #noになっていることを確認する。 PasswordAuthentication yes #yesをnoに変える。パスワードでのログインを禁止する。
あとは保存して完了です。編集しづらいのは我慢します、挿入モードで十字キー使える分Viよりマシ。
TeraTerm設定
- 設定(S)→端末(T)と開く。ロケールは"japanese"に言語コードは"932"に。
- 設定(S)→ウィンドウ(W)と開く。カラーの反転をクリック。(個人的趣味)
- 設定(S)→フォント(F)と開く。日本語を使えるフォントに変える。
- 設定(S)→SSH認証()と開く。ユーザ名には"サーバーでログインしているユーザー名"を、RSA/DSA鍵を使うにチェック。秘密鍵ボタンを押し、"id_rsa"を選ぶ。
- 設定(S)→設定の保存(S)と開き、保存。
ファイアウォール
$ sudo ufw enable $ sudo ufw default DENY $ sudo ufw allow 80/tcp $ sudo ufw allow SSHのポート
これでポートスキャンなども防げる。らしい。
参考:ufw(Ubuntu標準の簡易ファイアウォール)を設定するには - Ubuntu Japanese Wiki
denyhosts
ログファイルを監視して、ブルートフォースアタックしてきたホストを/etc/hosts.denyに追加するPythonスクリプト。
$ sudo apt-get install denyhosts $ /etc/init.d/denyhosts start $ sudo vim /var/lib/denyhosts/allowed-hosts #ホワイトリストに自分のIPを追加しておく。リモートコンソールがあるので無くてもいいかもしれない。
◆サーバ
$ sudo apt-get install apache2 php5 libapache2-mod-php5 mysql-server php5-mysql $ sudo /etc/init.d/apache2 restart #Apache再起動 $ sudo vim /etc/mysql/my.cnf $ sudo /etc/init.d/mysql restart
file:/etc/mysql/my.cnf
[client] default-character-set=utf8 #追加 [mysqld] default-character-set=utf8 #追加 character-set-server=utf8 #追加
Perl&.htaccess有効化
$ sudo a2enmod rewrite #mod_rewriteを有効にする $ ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl $ sudo vim /etc/apache2/sites-available/default $ sudo /etc/init.d/apache2 restart #Apache再起動
file : /etc/apache2/sites-available/default
<Directory /var/www/> Options Indexes FollowSymLinks MultiViews +ExecCGI # ここと DirectoryIndex index.cgi # ここを追加。index.cgi はおまけ。 AddHandler cgi-script .cgi .pl # もし Perl (拡張子は .cgi か .pl)を有効にしたい場合はこの行を追加 AllowOverride ALL #.htaccess Order allow,deny allow from all </Directory>
独自ドメイン設定
$ sudo vim /etc/apache2/sites-available/default $ sudo /etc/init.d/apache2 restart #Apache再起動
file : /etc/apache2/sites-available/default
<VirtualHost *:80> ServerName ドメイン名 DocumentRoot 絶対パス </virtualHost> #追加しておく。
ちなみにさくらで独自ドメインを購入した場合は、ゾーン表示→さくらインターネットのネームサーバに設定する(詳細設定)→変更ボタンと進む。
WordPress用のデータベース作成
$ mysql -u root -p mysql> create database データベース名; mysql> create user ユーザー名@localhost identified by 'パスワード'; mysql> grant all on データベース名.* TO ユーザー名@localhost; mysql> exit $ sudo /etc/init.d/mysql restart
データベース名、ユーザー名、パスワードはWordpressをインストールする際にwp-config.phpに入力するアレ。
一応目を通しておいたほうがいいかもしれない↓
- [MySQLウォッチ]第26回 知らないではすまされない,MySQLのセキュリティ設定 - オープンソース:ITpro
- MySQL :: MySQL 5.1 リファレンスマニュアル :: 4.6.1 セキュリティ ガイドライン
WordPressインストール
$ wget http://ja.wordpress.org/wordpress-3.0.4-ja.zip $ unzip wordpress-3.0.4-ja.zip $ mv wordpress-3.0.4-ja 移す先の絶対パス
あとはいつも通り。
◆雑多なこと
自動起動設定
通常、インストール時に自動起動が設定されますが一応。
$ sudo apt-get install sysv-rc-conf $ sudo sysv-rc-conf denyhosts on
と自動起動を設定しておく。
ロケールを ja_JP.UTF-8 にする
$ sudo apt-get install language-pack-ja $ sudo locale-gen ja_JP.UTF-8 $ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 $ export LANG=ja_JP.UTF-8
- Webサイト制作の心得とテク
- 2011-02-05
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956 Tweets that mention さくらVPSでWordpress運用するまでの手引き on ubuntu-Tools&Toolz -- Topsy.com — 2011年2月5日 @ 11:34 AM
[...] This post was mentioned on Twitter by モリノユージン™ / 森野憂人 and キスショ, 鷹本鳥狩. 鷹本鳥狩 said: 【投稿】 http://w3-info.net/sakuravps.html さくらVPSでWordPress運用するまでの手引き on ubuntu [...]