朝鮮学校 審査手続き再開訴え
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朝鮮学校 審査手続き再開訴え

2月7日 14時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北朝鮮による砲撃のあと審査手続きが停止している、朝鮮学校の授業料の実質無償化の問題で、文部科学省が朝鮮学校側の異議申し立てを退けたことに対し、朝鮮学校側が7日に会見を開いて、3年生が卒業するまでに審査の手続きを再開するよう改めて訴えました。

朝鮮学校の授業料の実質無償化を巡っては、去年11月の北朝鮮による砲撃のあと、菅総理大臣の指示で審査手続きが停止されていて、東京の朝鮮学校を運営する学校法人は行政不服審査法に基づき異議申し立てを行いました。これについて、文部科学省は、今月4日、「北朝鮮による砲撃は平和と安全を損なうものだ」として、異議申し立てを退け、審査手続きの再開には応じない方針を決めました。これに対して、朝鮮学校側が7日に会見を開き、東京朝鮮学園の金順彦理事長は「このままでは3年生は無償化の恩恵を受けることなく卒業してしまう」と話し、訴えを続けていくことを明らかにしたうえで、手続きが再開されない場合は裁判も避けられないという考えを示しました。朝鮮学校に通う呉香仙さんは「私は来月卒業しますが、問題が解決しないまま卒業して、後輩に残したくないです。一刻も早く手続きが再開するようにお願いします」と訴えました。