GDP 5期ぶりマイナス予測
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GDP 5期ぶりマイナス予測

2月7日 4時9分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

今月14日に発表される去年10月から12月までのGDP=国内総生産の伸び率について、民間の研究所などは、エコカー補助金の終了などで個人消費が落ち込むうえ、円高で輸出も減ることから、5四半期ぶり、つまり1年3か月ぶりにマイナスになるという見通しを相次いで示しています。

民間の金融機関や研究所など10社の予測によりますと、去年10月から12月までのGDPは、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べて、高いところでマイナス0.2%、低いところでマイナス0.8%になるとしています。年率に換算すると、マイナス0.8%からマイナス3.1%で、10社すべてが、5四半期ぶり、つまり1年3か月ぶりにマイナスになると予測しています。これは、エコカー補助金の終了やたばこ税の引き上げで個人消費が大きく落ち込むことや、円高で半導体などを中心にした輸出が減ることなどを見込んでいるためです。また、ことし1月から3月については再びプラスに転じるという見方が多くなっていますが、信用不安がくすぶり続けるヨーロッパなど海外経済の動向や、原油や穀物価格の高騰など不安定な要素が多く、力強さに欠けるとみています。