記事入力 : 2011/02/07 14:56:51
新入生募集に余念がないソウル都心の小学校
ソウル市鍾路区の校洞小学校は今年の新入生がわずか7人だ。100年以上の歴史を誇る学校だが、2009年の新入生は15人、昨年は12人と、1クラスを構成するのも難しいほどだ。
ソウル都心にあるほかの小学校も事情は同様だ。ソウル市中部教育支援庁によると、過去には毎年830人の卒業生を輩出していた鍾路区のチェドン小学校も今年の新入生は38人で、同区のメドン小学校も37人だという。
都市空洞化の影響で存立の危機に直面しているこれらの小学校は、ついには「新入生募集キャンペーン」を開始した。ここ数年、新入生が30人台にとどまっている同市中区の南山小学校は、周辺の幼稚園やデパート、病院、銀行に学校をPRする資料を配布し、共稼ぎ夫婦のために午前8時から午後9時まで教師が児童の世話をする「8to9世話システム」も導入した。
メドン小学校は、保護者の研修やハイキングなどで保護者との交流を深める。同市中区の忠武小学校は、年中無休で午後9時まで児の世話をする「世話教室」を開き、幼稚園にPR資料を配布した。
呉允煕(オ・ユンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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