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【芸能・社会】戦時統制下の映画法資料を初公開 旧内務省が作成2011年2月7日 09時34分
日中戦争下で戦時体制が強まった1939年、映画産業を国の管理下に置くため制定された映画法の趣旨を広めようと、当時の内務省が作成した絵解きイラストが、東京都中央区の東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)で8日から、初めて一般公開される。 映画の質的向上や教育効果をうたいつつ、製作・配給の許可制、シナリオの事前検閲などを初めて法制化した文化統制の実態を、視覚的に物語る貴重な資料。NFCは所蔵イラスト11点のうち6点を、常設資料展の「戦時下の日本映画」コーナーに展示する。 イラストは、官民合同の財団法人「大日本映画協会」が同法施行の39年10月1日から東京で開催した「映画法実施記念 映画文化展覧会」に、内務省が出品。今回公開される6点には、台本に「届出済」の検閲印が押される場面のほか、国策に沿って「文化映画」の上映を映画館に強制したり、俳優やスタッフに能力検査を課したりする光景が、ポンチ絵(英国などの時事風刺画)に似たタッチで描かれている。 一方で同法は当時、映画業界を保護助成する「わが国最初の文化立法」と宣伝されたため、業界側にも受け入れるムードがあったとされる。 (共同)
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