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【格闘技】

小見川、流血完敗 リベンジならず

2011年2月7日 紙面から

◇UFC126

 【ラスベガス(米ネバダ州)竹下陽二】「UFC126」(5日、マンダレイ・ベイ・イベント・センター)のフェザー級マッチで9戦全勝男チャド・メンデス(25=米国)と対戦したクソッタレ魂の小見川道大(35)は0−3の判定負け。3年ぶりのUFC復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

 バンタム級では山本“KID”徳郁(33)がデビュー。デミトリアス・ジョンソン(24=米国)と対戦したが、持ち味を発揮できずに0−3でやはり判定負けした。

 「クソッタレ」を叫ぶことはできなかった。

 3回終了間際、テークダウンを取られ、強烈なパウンド(グラウンドでのパンチ)を浴びた。終了の合図をオクタゴン(八角形の金網リング)の中央であおむけになったまま聞いた小見川は、両手で悔し紛れにマットをたたいた。

 アマレス出身のメンデスのタックルをつぶし、前に前に出て打撃戦を仕掛けた。1回終盤にテークダウンを取られるが、得意の下からの腕固めを仕掛ける場面も。しかし2回、右のオーバーハンドフックに左フックを浴びてグラリ。強烈なパウンド、さらに、肘打ちを食らい、左目上から流血。3回もタックルで倒されるなど、マットに“塩漬け”にされた。

 3年前にライト級で2度出場も連敗。鼻っ柱を折られたが、階級を下げたフェザー級で世界トップクラスの評価を得る。満を持して臨んだリベンジ戦だったが、またも世界の壁を越えることはできなかった。

 「相手が強かった。左目上の傷は骨が見えるくらい深かったけど、心の傷の方が深い。完敗です。クソーッ。でも、このままでは終われない。次、見ててください」。再びクソッタレ魂ではい上がる。 (竹下陽二)

 

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