中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ブライト 育成から1軍 Gのウィリアムスになれる!

2011年2月6日 紙面から

フリー打撃に登板する巨人のブライト=宮崎県総合運動公園で

写真

 異色の新外国人が“育成の星”に近づいた。巨人のアダム・ブライト投手(26)が5日、宮崎キャンプで2軍のフリー打撃に登板。原監督らが直視する中で潜在能力をアピールした。昨年は豪州で土木作業員を兼業していた異色の育成左腕が、昇格期限が2カ月後に迫る支配下選手登録を猛烈にアピールした。

 豪州人でサイド左腕から繰り出すキレ味鋭いスライダーとクセ球。誰かに似ている。そう、元阪神のウィリアムスだ。投球前に球種を告げられても、市川と星の打球は前に飛ばない。43球で安打性の当たり2本に抑えた。

 視察後の原監督は「コーヒーに(ブライト)だね」と鼻歌交じりで、ご機嫌コメント。川口コーチも「ウィリアムスみたいだ。十分戦力になる」と期待感を示した。昨秋に豪州で発掘した原石とはいえ、育成は育成。しかも、ほぼ同時刻にはメーン球場で内海と東野が1軍のフリー打撃に登板していた。それでも指揮官と川口投手総合コーチが直接視察したのは、支配下選手登録が目前であることの証しだ。

 父レイはクリケット界の伝説的選手。球団関係者によると「野球の道に進んだことを、まだ父親は認めていない」という。巨人で活躍することは自身の存在証明でもあるブライトは「日本で長くプレーしたい」と意気軒高。26歳以上の新外国人は育成から支配下への移行期限が3月末と規定されている。ジャパニーズドリームの猶予は2カ月だ。

  (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ