タレント・板尾創路(47)の映画監督第2弾作品が、古典落語を題材にした「月光の仮面」(年内公開)になることが6日、分かった。“落語版13日の金曜日”といえるダーク系ファンタジーで、監督自ら主演を務める。落語という日本の伝統芸が描かれるとあって、早くも世界進出が期待されており、配給元の角川映画は、国際映画祭出品や海外上映に向けて準備を進めているという。
板尾監督も「日本の落語文化の世界観が出てると思うので、外国の人にも見て欲しい」と意欲十分。実現すれば、釜山国際映画祭に出品された監督デビュー作「板尾創路の脱獄王」(昨年公開)に続く快挙となる。
作品の舞台は、終戦直後の1947年で、映画の題材となった古典落語「粗忽(そこつ)長屋」は、生きているはずの人間が自分の死体を目撃する噺(はなし)。今作では、戦死したと伝えられていた男の正体は元人気落語家だったという物語になる。脚本も手掛けた板尾監督は「最初はタイトルから入って、『13日の金曜日』が面白いなと。落語と結びつけたとき、今まで見たことない映像が浮かびました」と手応えを明かした。ほかに浅野忠信(37)、石原さとみ(24)らが出演する。
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