長期金利:一時、半年ぶりの水準…米金利上昇観測で

2010年12月8日 20時54分

 8日の東京債券市場は、減税策で米国景気が浮揚するのに伴い、米金利が今後上昇するとの見方から債券を売る動きが強まり、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時1.245%と、約6カ月ぶりの水準まで上昇(価格は下落)した。終値は前日比0.06ポイント高い1.23%。5年物国債も一時0.515%と約8カ月ぶりの水準に達した。

 オバマ米大統領が7日、ブッシュ前政権が実施した今年末までの期限付き減税を2年間延長することを発表。米金利の上昇観測が、米金利と連動性の高い日本国債の売りを誘った。【和田憲二】

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