ウィキリークス:サイト閉鎖の違法性判断、仏裁判所避ける

2010年12月8日 11時3分

 【パリ福原直樹】フランスの裁判所は7日、内部告発サイト「ウィキリークス」が現在使用しているフランス国内のサーバーを管理するOVH社が求めていたサイト閉鎖に関する違法性判断について、積極的な判断を避ける方針を示した。裁判所が同社の審理請求を門前払いした形で、当面は、仏国内のサーバーを使ったウィキリークスの発信が続くことになりそうだ。

 裁判所は、同社は単なる法的な意見を求めているだけだとして、「提訴の形を取らなければ判断できない」と判断を示さなかった。仏の法律では、児童ポルノや違法賭博以外のサイト運営を禁じるには、通常の訴訟手続きが必要とされている。

 仏政府は先週、「外交機密の暴露サイトが仏経由で発信されるのは容認できない」として、仏のサーバー使用を禁止したい考えを示していた。

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