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[政治]ニュース トピック:松本浩史の政界走り書き
【松本浩史の政界走り書き】仙谷氏の心変わり 首相とのすきま風は深刻?
2011.2.6 18:00
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第177回通常国会が開幕した。菅直人首相は、年末年始の“充電期間”を経て、内閣改造・党役員人事に着手。自信をもって臨んだはずなのに、米格付け会社による日本の長期国債格下げについて、「そういうことには疎い」と記者団に述べ、出だしからつまずく失態を演じた。野党は国会で、首相の姿勢を問題視している。
人の能力にはおのずと限界があり、何もあらゆる分野で「疎くない」よう、求めているわけではない。ただ、首相は昨年8月、外国為替市場で円相場が15年ぶりの高値水準を記録したときも、「(為替相場の)動きが急すぎる」との懸念を示しただけで、直後の対応策としては実にお粗末だった。
首相を支え、困難な「ねじれ国会」を乗り切る覚悟が政権から伝わってこないし、仮にあるとしても、空回りしているようだ。これでは、政権のチームワークもほころびだらけだと、国民に受け取られても仕方あるまい。
案の定、今では、永田町で会う人は寄ると触ると、平成23年度予算案や関連法案の国会処理が大詰めを迎える3月に、菅政権は危機を迎えるのではと見る「3月危機説」の話で持ちきりだ。
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