政治【松本浩史の政界走り書き】仙谷氏の心変わり 首相とのすきま風は深刻?+(1/3ページ)(2011.2.6 18:00

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【松本浩史の政界走り書き】
仙谷氏の心変わり 首相とのすきま風は深刻?

2011.2.6 18:00 (1/3ページ)
犯罪対策閣僚会議で菅直人首相(左)の隣に座り、渋い表情をみせる仙谷由人官房長官=昨年12月14日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

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犯罪対策閣僚会議で菅直人首相(左)の隣に座り、渋い表情をみせる仙谷由人官房長官=昨年12月14日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

 第177回通常国会が開幕した。菅直人首相は、年末年始の“充電期間”を経て、内閣改造・党役員人事に着手。自信をもって臨んだはずなのに、米格付け会社による日本の長期国債格下げについて、「そういうことには疎い」と記者団に述べ、出だしからつまずく失態を演じた。野党は国会で、首相の姿勢を問題視している。

 人の能力にはおのずと限界があり、何もあらゆる分野で「疎くない」よう、求めているわけではない。ただ、首相は昨年8月、外国為替市場で円相場が15年ぶりの高値水準を記録したときも、「(為替相場の)動きが急すぎる」との懸念を示しただけで、直後の対応策としては実にお粗末だった。

 首相を支え、困難な「ねじれ国会」を乗り切る覚悟が政権から伝わってこないし、仮にあるとしても、空回りしているようだ。これでは、政権のチームワークもほころびだらけだと、国民に受け取られても仕方あるまい。

 案の定、今では、永田町で会う人は寄ると触ると、平成23年度予算案や関連法案の国会処理が大詰めを迎える3月に、菅政権は危機を迎えるのではと見る「3月危機説」の話で持ちきりだ。

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犯罪対策閣僚会議で菅直人首相(左)の隣に座り、渋い表情をみせる仙谷由人官房長官=昨年12月14日、首相官邸(酒巻俊介撮影)
菅政権の「顔」として、記者会見でもさまざまな表情を見せる仙谷由人官房長官=昨年12月3日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
臨時国会閉会を受け、菅直人首相が首相官邸で記者会見を行なっている最中に耳をいじる仙谷由人官房長官=12月06日午後、東京都千代田区の首相官邸(撮影・早坂洋祐)
参院本会議で自民党の中曽根弘文参院議員会長の質問に答える菅直人首相=27日午前、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)
官邸を出る菅直人首相(左)と、官邸に入る与謝野馨氏(奥)=14日午後、官邸(古厩正樹撮影)

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