インタビュー:JYJジュンスの24時間(下)

「ソン・イェジンさんはとてもきれいだった」

 午後1時45分、遅めのブランチを食べるためにレストランへ。コーヒーにトースト、フルーツといったパリジェンヌのようなスタイルが好きそうに見えるジュンスだが、意外にも好みは渋かった。

 「好き嫌いなく、何でもよく食べます。カムジャタン(豚の背骨の部分とジャガイモを煮込んだもの)、キムチチゲ、ライスヌードルが特に好きです」

 この日ジュンスが訪れたレストランは、江南区駅三洞にある「サムウジョン」。「この店のキムチチゲは最高」と絶賛し、追加で卵焼きも注文した。

 少しでも体が重いと感じたら、食事の量を調節するという。

 寒い日に、辛いキムチチゲがグツグツ煮えているのを見たら、焼酎で一杯やりたくなるはず。しかし、ジュンスはお酒には全く関心がない。「お酒はまったく飲めません。ムードを出すためにバーに行ったときも、バージン・ピニャ・コラーダやハーパー・ゴールド・メダルなど、ノンアルコールのカクテルばかり飲んでいます」

 不思議なのは、お酒を飲まなくても飲み代は払うということ。「お酒の席ではちゃんと(お金)払います。飲むときの雰囲気を一緒に楽しむのは好きなので」。お酒の席ばかりではない。日常生活の中でも、周りの人たちの面倒をよく見るタイプだという。関係者は「自分のためにはあまり洋服を買わず、ほとんどお金を使わない。それなのに周りの人たちにはブランド品をプレゼントしたりしている」と話す。おしゃれなジェジュンやユチョンは、江南地区のホームプラスや現代デパートによく行くそうだが、ジュンスはショッピングが大嫌いなのだとか。

 意外にも素朴で気さくな性格のジュンス。そんなジュンスの好きな女性はどんなタイプだろうか。「ルックスより性格を重要視します。まず、たばこを吸う女性は嫌いです。お酒はいいけれど」と話す。しかし、お酒には条件がある。お酒が強いのはいいが、お酒が好きな人は脱落なのだとか。

 「フランスに行ったとき、金髪の女の子が父親のことを『パパ』と呼んでいるのがあまりにも可愛くて、国際結婚もいいなと思ったほど、ルックスより話し方やしぐさにひかれる」というジュンス。本当にルックスは関係ないのか。「純粋にルックスで惹かれたのはソン・イェジンさんとハン・イェスルさんです。印象のまったく違う二人ですが…。ソン・イェジンさんは子犬のように可愛いし、ハン・イェスルさんは猫のように可愛い」。ジュンスのソン・イェジン礼賛はかなり長い時間続いた。

卓球王ジュンス?

 食事を終えた午後3時30分。江南区ノンヒョン洞のカフェでカフェ・ラテを注文した。薄い皮のジャケット姿だったため、寒くないかと思ったら、やはり寒かったようだ。事務所に向かって全力疾走し始めた。ノンヒョン洞を歩いていた人たちに「韓流スターの全力疾走」を見せたジュンスは、事務所に到着するや否や卓球台に向かった。

 元々、卓球とボーリングが大好きだったが、最近は卓球にハマっているという。そのお手並み拝見、と本紙の記者がジュンスと対戦してみることにした。男のプライドをかけた一騎打ちに、ジュンスはジャケットを脱ぎ捨て、腕まくりをした。サーブの前、呼吸を整える姿は真剣そのもの。白熱した試合の途中、ジュンスは首をかしげた。自宅でするときのように球がスピンしないという。「昨年の僕の誕生日に、ジェジュンとユチョンが卓球台をプレゼントしてくれたんです。とにかく一番高いやつを買ってくれました。リビングに卓球台を置いたのですが、ちゃんとプレーできるよう、ソファやタンス、ランニングマシーンもすべて片づけました」

 しかし有能な選手は装備のせいにしないもの。事務所にあった古びた装備での試合は続いた。自称「シザースエンターテインメント卓球序列1位」というジュンスは、やはりただ者ではなかった。球を左右に飛ばし、スマッシュまで決めた。3回の同点の末、21対17でジュンスが勝利し、試合は終わった。

イ・ジョンヒョク記者

ペク・チウン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る