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性的暴行を加えられる老婆が増加している
4年間で倍に増加…死角放置「心痛」
『周囲の人々に知られることが最も恐ろしい』
2008年8月14日午後1時45分7秒
韓国 hani.co.kr THE HANKYOREH ハンギョレ
チェ・ヒョンジュン記者/キム・ヒョジョン インターン記者
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/304286.html
※日本語機械訳意訳
画像 (※画像から翻訳)
私が老人を?まさか…
高齢者の女性に対する性的暴行
http://img.hani.co.kr/imgdb/resize/2008/0814/7000073310_20080814.JPG
≫性的暴行を加えられる老婆が増加している。
ソウル銅雀(トンジャク)区に住んでいるパク・某氏(66)は、今年2月末、
町内のスーパーマーケット職員イ・某氏(47)による性的暴行の被害に遭った。
酒に酔ったイ氏に対して、「蜂蜜でも飲んで行かないですか?」と家に誘い入れたのが不幸の始まりだった。
パク氏は、『ただただ忘れたい。』、また、『もう思い出したくもない。』と語った。
社会福祉士のイ・某氏(32)は、『相談を受けようと訪ねて行っても、ずっと断られる。』とし、
『全てのことを他人のせいに(して拒絶)するようで残念だ。』と話した。
性的暴行に遭う60代以上の老婆たちが増加しているが、
政府や社会の関心を集める事もないまま放置されている。
大検察庁の犯罪分析資料を見れば、61才以上の女性の強姦被害件数は、
2003年では96件(1.4%)で、2006年には217件(1.8%)と、4年間で2倍以上の伸びをみせた。
性犯罪の申告に対する認識と環境などが改善された理由もあるが、
他の年齢帯に比べても高い増加率を見せた(グラフ)。
実際、老人の性的暴行被害件数は、性犯罪の申告率が低かった点などを考慮すれば、
調査数値よりもはるかに多いと予想される。
何より専門家たちは、「まさか老人に対して性的暴行を…。」といった偏見が問題だと指摘する。
老婆は児童や障害者の女性のように自衛能力が低く、いつでも性的暴行の被害にあう危険があるということだ。
韓国性的暴行相談所所長のイ・ミギョン氏は、
『性的暴行は、全年齢のすべての女性が被害に遭う可能性がある。』とし、
『老人や障害者の女性など、弱者が被害に遭った事件が表面化しないだけだ。』と話した。
老婆たちは、性的暴行に遭っても、積極的に声を上げにくい環境にある。
羞恥心と自責の念が強く、事件に伴う後遺症が大きいためだ。
資料画像 (※画像から翻訳)
2003~2006年
高齢者や子供に対する性的暴行の被害件数
■61歳以上 □12歳以上 (単位: 件数、カッコ内は%)
2003年 ■ 96(1.4) □518(8.7)
2004年 ■159(1.6) □620(6.3)
2005年 ■211(1.9) □721(6.7)
2006年 ■217(1.8) □889(7.1)
資料:最高検察庁 犯罪分析(2004~2007)
http://img.hani.co.kr/imgdb/resize/2008/0814/121861831353_20080814.JPG
≫2003年~2006年の、老人及び子供に対する性的暴行被害件数
去る4月、性的暴行の被害に遭ったチェ・某氏(64)は、
『周囲の人々がこのことを知ることが最も恐ろしかった。』と語り、
『20年が過ぎても町内で後ろ指をさされるのが恐ろしく、誰にも話せずに鬱々とし続けた。』と話した。
加害者たちが、主に周囲に住む身近な人であることも積極的な対処を難しくしている。
昨年の秋、『普段から弟のように親しんでいた人』による性的暴行の被害に遭ったキム・某氏(64)は、
『いつも顔を合わせ、「俺がババァなんかを相手にするか!」と大声を上げる加害者を見て、
何をされるかと思うとどうしようもなかった。』と話した。
積極的に問題を解決しようとしても、適切な方法を知らない場合が多い。
老人の性的暴行被害に対する統計資料も殆どない状況で、
政府レベルの予防対策の準備や被害者支援を期待するのは難しい。
さらに、性的暴行などのための相談所の存在さえ知らない老婆たちも少なくない。
女性部スポークスマンのソン・エリ氏は、
『性的暴行被害女性支援プログラムがあるが、特別に年齢を考慮して運営してはいない。』とし、
『老婆に対する性的暴行に対し、現在のところ特別に準備された対策はない。』と話した。
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