諫早湾干拓:「開門に反対」意見書可決 長崎県議会

2010年12月7日 11時48分 更新:12月7日 12時58分

 長崎県議会は7日、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の5年間の開門を命じた6日の福岡高裁判決を「到底容認できない」とし、国に上訴することを求める意見書案を賛成多数で可決した。末吉光徳議長が8日にも、中村法道知事らと上京し、意見書を菅直人首相らに提出する。

 意見書案は議長を除く県議44人のうち民主党所属の10人を含む40人が賛同して緊急に提出した。「排水門を常時開放すれば、地域住民は大雨の度に再び洪水の危険にさらされ、湾内の漁場環境にも支障を及ぼす」などと指摘。高裁判決を「実態を全く無視した判決」と断じ「深刻な被害を受けるのは地域住民。到底容認できない」とした。【阿部義正】

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