諫早湾干拓:訴訟原告ら堤防の開門要請 農水省に

2010年12月7日 11時47分 更新:12月7日 12時40分

諫早湾の開門を求めて座り込みをする漁民や裁判の支援者=農水省で2010年12月7日午前10時9分、塩入正夫撮影
諫早湾の開門を求めて座り込みをする漁民や裁判の支援者=農水省で2010年12月7日午前10時9分、塩入正夫撮影

 長崎県の国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門開門を巡る訴訟で、控訴審に勝訴した原告と弁護団は7日、東京・霞が関の農林水産省前で、一刻も早く開門をするよう、同省職員らに要請した。支援者を含む約30人が、国側に再び開門を命じた控訴審判決(6日)の早期実現を訴えた。

 原告らは、勝訴を伝える朝刊の記事をボードに張るとともに、ビラを配布してアピール。「農水省は直ちに開門せよ」「有明海を再生しよう」などとシュプレヒコールを繰り返した。原告の漁業者、中田猶喜さん(60)=長崎県島原市=は「有明海の再生は開門でしかあり得ない」と力を込めた。【佐藤浩】

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