|
|
|
|
ブロードバンドが声高に言われる中、マスコミで宣伝されるお金の話題といえば、ADSLの接続料金でしかない。これまでのインターネット上の情報は利用者にとってほとんど無料というのが当然の認識であったが、本格的なブロードバンドの時代になり、コンテンツがリッチ化し、ネットで地上波TVと遜色の無い映像をインターネットで楽しめるようになる今後、そのコンテンツ制作費はもはや広告収入やPR費用に収まる範疇を超えていることは容易に想像できる。これからのブロードバンドの普及には、リッチコンテンツと利用状況に応じた収益モデルが真に求められつつある。 インターネットは今や、電気、ガス、水道に並ぶ重要なインフラ(社会基盤)になりつつあり、そうした公共サービスは一般に使った分だけ払う従量料金制である。しかし、インターネット上のサービスを個別に課金するということは、これまで非常に難しいことであった。その理由はインターネットではパケットの頭に書き込まれる制御情報によって受け取る側で処理を行う仕組みとなっており、電話のような通信管理や制御のための専用ネットワークを持たない。この単純なネットワーク構造のおかげでインターネットは企業や家庭に急速に普及できたが、もともと高度な管理システムを持っていないので必然的に回線の太さだけで金額を決める月額固定料金を採らざるを得なかった。 その料金計算・課金を可能にするのがIPビリングメディエーションシステムである(図11)。「ビリングメディエーション」とは、インターネットを流れるパケット情報から、使った分だけの料金を集計し、料金計算システムに送り込む一連の仕組みと考えてほしい。「メディエーション=仲介」、「ビリング=課金」、つまり料金計算のために莫大なパケット情報をネットから瞬時に抽出し集計する「仲介プロセスと課金システムのこと」を言い、ここ1?2年に急速に脚光を浴びつつある言葉である。そして「ビリングメディエーション」こそが、ブロードバンド収益モデルを構築するための唯一の「解」として世界中のブロードバンド業界の耳目をあつめているのだ。 NTTソフトウェアでは、この「解」を世界の有力通信会社に実績を持つ米国NARUS社の「NARUS メディエーションシステム」とIPビリングでは世界実績No.1の米国Portal Software社のビリングシステム「Infranet」を組み合わせて、爆発的に膨れ上がるブロードバンド業界に高品質で多彩な料金システムを提供している。そのリアルタイムなネット情報の収集により的確かつタイムリーに経営戦略を支援し、市場のニーズを先取りした多彩な料金サービス、メニューの提供により高い収益性をもたらしている。明日のブロードバンドの覇者を目指す企業のトップはまず、我々の提案に耳を傾けてほしい。その信頼と実績の「解」を見極めからブロードバンドの夜明けを迎えても決して損はしないだろう。
|
|
12/17 |
|
Copyright(c)1995-2002, NTT Software Corporation |