過去の放送内容
おらが県こそ輝くNo.1 第3弾!「岡山県」
- 岡山県の意外な日本一「学生服」!
- 岡山県は「ジャージー牛」日本一!
- 岡山県は「ハエ取り紙」の生産日本一!
- 日本一「船舶用プロペラ」を造る岡山の「ナカシマプロペラ」!
- 岡山県の会社「ショウエイ」が誇る「カム」とは!?
MEGUMIさん、森永卓郎さん(経済アナリスト)
日本一「船舶用プロペラ」を造る岡山の「ナカシマプロペラ」!
続いて番組スタッフが訪れたのは、「ナカシマプロペラ株式会社」!
1962年の創業以来、“あるもの”をひたすら作り続けて、今では国内シェア80%!
ダントツのNo.1だといいます!
では、一体何を作っているのでしょうか?3代目社長の中島さんにお話を聞いてみました!
中島社長:船舶用プロペラのシェアで日本一なんですよ!
そう!ナカシマプロペラは、日本で一番船のプロペラを造っている会社!しかも…
中島社長:プロペラの直径が20cmのものから、大きなものでは12mまで造っています!12mのものまで造ることができるのは、世界でも我が社しかないんです!
「ナカシマプロペラ」は、競艇用からレジャーボート、漁船に大型コンテナ船と、船のプロペラなら何でも造れる世界で唯一のメーカー!
実は、岡山県の沿岸部一帯は、戦前から愛媛の今治・広島の呉と並んで造船業が盛んな地域。
三井造船やサノヤス造船など、船づくりの会社がたくさんあるんです。
そして、番組では大型船用のプロペラを製造しているという「ナカシマプロペラ玉島工場」伺い、専務の中島さんに工場内を案内していただきました!
“大型船用”とは一体どれくらい大きいのでしょうか?
中島さん:これが舶用プロペラのプロペラです!直径が8mですね!
なんと!こちらは直径8mのプロペラ!工場内には同じような大きさのプロペラがゴロゴロありました!さらに外に出てみると…
巨大プロペラだらけ!!では、年間にどれくらいのプロペラを造っているのでしょう?
中島さん:年間に大体360本!ですから1日1本の割合で製作をしています!
そんな「ナカシマプロペラ」が人気のヒミツ、それは…『とっても静かで長持ちするから』!
船のプロペラは高速で回転するときに、表面に泡ができてしまいます。
もしもプロペラに0.数mmでもズレがあったり、表面にデコボコがあったりすると、そこに泡がぶつかって騒音を出したり、傷つけたりして耐久性が落ちてしまう…。
ところが「ナカシマプロペラ」の“はね”には、このデコボコが一切ありません!
どのようにデコボコをなくしているのかというと…
匠の技!こちらの浅野さんは、プロペラを磨き続けて20年のベテラン!100分の1mm
のデコボコ見つけて磨き上げる達人です!
スタッフ:このエッジのところというは機械では無理なんですか?
浅野さん:機械でもできないことはないのですが、やっぱり最後は「人間の感覚」に頼るしかないんです!!
造船のまちで磨き上げられた職人の技があるからこそ、船内がとっても静かで、20年以上も長持ちする世界トップクラスのプロペラが造れるのです!