2011年01月22日00時05分
国民は、菅首相や与謝野経済財政相ら馬鹿政治家に馬鹿にされ、年金支給開始年齢70歳の詐欺で騙される
◆与謝野馨経済財政相が1月21日、ついに大変な発言をした。それは、厚生年金や国民年金の支給開始年齢を「現在の65歳から70歳に引き上げる」という発言だ。それは「国民の平均余命が延び、長寿者が増えていくから」という理由だ。この考え方は、かつて自民党の加藤紘一幹事長が、提唱していた。だが、「いくらなんでも、70歳は、ひどすぎないか」という批判の声が出て、沙汰止みとなっていた。
それが、病み上がりのかすれた声で、しみじみ言われると、かえって反感が増幅してくる。国会議員は、いろいろな面で優遇されてきているので、庶民の銭金の苦労は、どうもわからないらしい。机上の空論であればよいのだが、このごろ絹のスーツを着て、夜な夜な高級日本料理屋や中華料理店、高級すし屋などに出いりして、金満生活にどっぷり漬かっている有様では、もはや大衆政治家とは言えない。
◆一般サラリーマンや国民は、菅直人首相や与謝野馨経済財政相ら、金満政治家から見ると、ただの駄馬に見えているのではないか。鼻先に「ニンジン」をぶら下げて、「支給開始年齢」をひたすら馬車馬の如く走らせる。
以前は、「支給開始年齢が60歳」だった。それがいつのころからか、「65歳」に引き上げられ、今度は「70歳」にき上げようと企んでいる。黙っていると、「75歳→80歳→85歳→90歳」へと引き上げられかねない。国民の大半が認知症にかかっているころになれば、「100歳→天寿の最長125歳」(ただし、掛け金を取り返すまでまで長生きしようという人生の目標にはなる)までまで引き上げられるかも知れないのである。
◆これは、「詐欺」である。しかも、国家権力による「詐欺」以外の何者でもない。年金支給開始年齢まで一生懸命がんばって、「いよいよこれから年金生活に入れる」と思っていたら、先に延ばされる。これはもう人間扱いではない。単なる「馬鹿」扱いだ。認知症にかかれば、自分が「馬か鹿か」わからなくなるから、やはり生物学的、否、動物学的に言えば、紛れもない「馬鹿」だ。
菅直人首相や与謝野馨経済財政相らが、これほど「馬鹿」とは思わなかった。なぜか言えば、病み上がりのまボケ老人(あえて差別用語を使う)の与謝野馨経済財政相、加えてアナグロ財政家の藤井裕久官房副長官は、経済景気政策をまともに打ち立てたことのない老害政治家の言うことをまともに受けている菅直人首相の構造は、どうかしている。
現在、財政上、23兆円の税収不足、これを補うのには、「消費税率を9%」にする必要があるという。仮に「消費税率を9%」にして、本当に健全財政になるのかは、極めて怪しい。国民消費が減退し、むしろ税収が減る可能性が大だ。
というのは、「消費税率を3%」にしてスタートした平成2年度の税収が60兆円だったのに、橋本龍太郎首相が「5%」に引き上げて、税収が増えたかと言えば、逆行した。そして、現在は、40兆円を割るところまで、落ちてきている。それは、「消費税率引き上げ」が景気浮揚に何らの貢献をしていないからである。
それならは、米国オバマ大統領が、ブッシュ大統領の「大型減税」を2年延長したように、諸費刺激策の方がよほど効果がある。こうした思い切った政策を断行できるのは、小沢一郎元代表しかいないのに、国民も「馬鹿」である。となれば、仕方がない。
それが、病み上がりのかすれた声で、しみじみ言われると、かえって反感が増幅してくる。国会議員は、いろいろな面で優遇されてきているので、庶民の銭金の苦労は、どうもわからないらしい。机上の空論であればよいのだが、このごろ絹のスーツを着て、夜な夜な高級日本料理屋や中華料理店、高級すし屋などに出いりして、金満生活にどっぷり漬かっている有様では、もはや大衆政治家とは言えない。
◆一般サラリーマンや国民は、菅直人首相や与謝野馨経済財政相ら、金満政治家から見ると、ただの駄馬に見えているのではないか。鼻先に「ニンジン」をぶら下げて、「支給開始年齢」をひたすら馬車馬の如く走らせる。
以前は、「支給開始年齢が60歳」だった。それがいつのころからか、「65歳」に引き上げられ、今度は「70歳」にき上げようと企んでいる。黙っていると、「75歳→80歳→85歳→90歳」へと引き上げられかねない。国民の大半が認知症にかかっているころになれば、「100歳→天寿の最長125歳」(ただし、掛け金を取り返すまでまで長生きしようという人生の目標にはなる)までまで引き上げられるかも知れないのである。
◆これは、「詐欺」である。しかも、国家権力による「詐欺」以外の何者でもない。年金支給開始年齢まで一生懸命がんばって、「いよいよこれから年金生活に入れる」と思っていたら、先に延ばされる。これはもう人間扱いではない。単なる「馬鹿」扱いだ。認知症にかかれば、自分が「馬か鹿か」わからなくなるから、やはり生物学的、否、動物学的に言えば、紛れもない「馬鹿」だ。
菅直人首相や与謝野馨経済財政相らが、これほど「馬鹿」とは思わなかった。なぜか言えば、病み上がりのまボケ老人(あえて差別用語を使う)の与謝野馨経済財政相、加えてアナグロ財政家の藤井裕久官房副長官は、経済景気政策をまともに打ち立てたことのない老害政治家の言うことをまともに受けている菅直人首相の構造は、どうかしている。
現在、財政上、23兆円の税収不足、これを補うのには、「消費税率を9%」にする必要があるという。仮に「消費税率を9%」にして、本当に健全財政になるのかは、極めて怪しい。国民消費が減退し、むしろ税収が減る可能性が大だ。
というのは、「消費税率を3%」にしてスタートした平成2年度の税収が60兆円だったのに、橋本龍太郎首相が「5%」に引き上げて、税収が増えたかと言えば、逆行した。そして、現在は、40兆円を割るところまで、落ちてきている。それは、「消費税率引き上げ」が景気浮揚に何らの貢献をしていないからである。
それならは、米国オバマ大統領が、ブッシュ大統領の「大型減税」を2年延長したように、諸費刺激策の方がよほど効果がある。こうした思い切った政策を断行できるのは、小沢一郎元代表しかいないのに、国民も「馬鹿」である。となれば、仕方がない。
広島県呉市生まれ。中央大学法学部卒。海上自衛隊幹部候補生学校を経て毎日新聞社入社。社会、政治、経済部記者を経て評論家となる。著書128冊。http://www.a-eiken.com
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