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モスクワテロ 報道機関ツイッターで取材申し込み
2011.01.27
取材申し込みには、「フォローしていただければダイレクトメッセージで電話番号をご案内出来るかと思います」と対応
※この画像はサイトのスクリーンショットです
ロシア・モスクワのドモジェドヴォ国際空港で24日起きた自爆テロ事件。テロ発生から2時間後にはYouTubeに爆発シーンの動画があがったことで話題になったが、現地から、当時の様子を日本語で実況したつぶやきも注目されていた。
ロシアのYaroslavlにいるという人物が、「モスクワ ドモジェドヴォ空港で出張者の出迎えをしていたら爆発音が聴こえた。外に出たら全身に肉片を浴びた人が居る。私は無事です」とツイート。様々なニュースの速報を扱う2ちゃんねる速報版でテロのニュースに騒然としていたスレッドでは、いち早く気がついたユーザーによってこのツイートが紹介され、話題に。さらにこのツイートをした人に朝日新聞、共同通信などの記者がツイッター上でこぞって取材申し込みをおこなったことがタイムライン上で明らかになっている。
その際、媒体ごとに取材依頼の仕方が異なり、ネットユーザーの注目を集めている。全員紙名と記者自身の名前を伝えたうえで、
「空港での様子をお伺いできればと思い、連絡いたしました。電話などでお話を聞くことはできませんでしょうか」(朝日新聞)
「現地の情報が分かれば教えて頂けませんでしょうか?連絡先を教えて頂ければ、こちらから電話を入れて直接お話をうかがえればと思います。」(共同通信)
など、現地情報をきく姿勢を丁寧に伝える2社のツイートに対し、産経新聞は「現場の様子をお伝え下さい」という一言だけ。
2ちゃんねるではこのツイートを「産経高飛車だな」とする声があったが、ツイッターでは
「Twitterをナチュラルに使いこなす産経新聞。ネットへの障壁が低いな」
「産経だけツイッター上で情報のやり取りしましょ、といってるわけで、電話でうちだけに、云うてる朝日・共同よりましに見えるな」
と、産経新聞のシンプルなツイートは“投稿・閲覧できるツール”であるツイッターを使いこなしているあらわれだとする声も。
また、現地情報がすぐにあがり、各報道機関がツイッターで取材の申し込みをするという流れに、
「情報を独占してた旧来のメディアの役割について考えさせられるな」(2ちゃんねる)
「取材がすべて可視化される時代に」
「繋がるって、こういう事だよね。当事者の視点が直ぐに公開される」(以上ツイッター)
と情報伝達のあり方が変化しつつあることを実感する人も多い。なかには「速報性がある一方、グロなどフィルタがかからないから怖いね」(ツイッター)と、情報発信・選択の責任について考えさせられた人もいたようだ。
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