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[政治]ニュース
自民が石原知事に出馬を“打診” 強い待望論 混迷する都知事選
2011.2.6 01:30
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「あらゆる可能性は排除しない」
前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)は、今月3日に都内のホテルで開かれたと報道各社との懇談会で都知事選出馬の可能性を問われた際にこう話し、明言を避けた。
知事職を退いた東国原氏は、国会に近いマンション一室に政治活動の拠点として後援会事務所を開設。次期衆院選挙と都知事選の両にらみだが、新銀行東京や築地市場移転など都政の課題を洗い出す作業を進めるなど、意欲的な動きを続けている。
昨年暮れから、周辺人脈を使って石原知事に接触を試みるが、面会は実現していない。石原知事の去就や衆院の解散がはっきりしない中では「白紙の状態で熟慮を重ね、今後の動向を決めたい」としたが、今月下旬には都知事選への出馬表明を行うとの観測もある。
一方、都政で悲願の与党を狙う民主党で「最強のカード」とされるのが蓮舫行政刷新担当相(43)だ。「都政にも刷新すべきお金の使われ方がある」と出馬に意欲的な発言をしたかと思えば、「国政に邁進(まいしん)していく」など、変わる発言の真意を「要請があれば本人は応える気はある」(民主都議)との見方もある。
民主の衆院議員は「蓮舫氏でなければ戦にならない」と期待を寄せるが、菅政権の看板閣僚だけに落選した場合の痛手は大きい。「政権は危機的な状況に陥る」と指摘する同党関係者もいる。
また、共産党などで構成する「革新都政をつくる会」も4日、元参院議員で同党政策委員長の小池晃氏(50)が立候補する、と発表した。
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