(cache) エジプトで猫の姿の女神発掘 プトレマイオス朝で初 - 47NEWS(よんななニュース)
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     エジプト北部アレクサンドリアの遺跡から見つかった、古代エジプト・プトレマイオス朝時代のものとみられる猫の姿をした女神「バステト」の像(エジプト考古最高評議会提供・共同)

     【カイロ共同】エジプト考古最高評議会は19日、同国北部アレクサンドリアの神殿遺跡から、古代エジプト・プトレマイオス朝の王、プトレマイオス3世(紀元前246~同221年)時代とみられる猫の姿をした女神「バステト」の像を発掘したと発表した。

     母なる女神とされるバステトの像は紀元前2890年ごろのエジプト初期王朝時代の遺跡からも見つかっているが、プトレマイオス朝時代では初めてといい、評議会は「バステト信仰がこの時代まで続いていた証拠」としている。

     評議会によると、遺跡はプトレマイオス3世の妻ベレニケの神殿とみられ、長さ約60メートル、幅約15メートル。約600個のさまざまな像が発掘され、一部がバステトの像だった。神殿は後世に破壊され、採石場として用いられていたという。

      【共同通信】