愛知県知事選と名古屋市長選、同市議会解散の是非を問う住民投票が６日投開票される。同市では異例の「トリプル投票」で、一律減税や広域行政のあり方が争点。４月の統一地方選の前哨戦と位置付けられ、主要各党が候補者を擁立。地域政党を率いる前市長らと対決する構図となっている。
同市長選は、前職の河村たかし氏（62）＝減税日本公認＝と、前衆院議員の石田芳弘氏（65）＝民主など推薦＝、元参院議員の八田広子氏（64）＝共産推薦＝、前名古屋市議の杉山均氏（54）、の新人３人が争う。
知事選は河村氏が擁立した前衆院議員の大村秀章氏（50）、元総務省課長補佐の重徳和彦氏（40）＝自民県連推薦＝、元総務省官房審議官の御園慎一郎氏（57）＝民主など推薦＝、医師の土井敏彦氏（64）＝共産推薦＝の無所属４人と、みんなの党公認で医師の薬師寺道代氏（46）の新人５人が立候補。
選挙戦は連携を組んだ河村氏と大村氏を中心に展開。民主、自民は知事選で独自候補を擁立する一方、市長選では「反河村」で一致。民主などが推す石田氏を自民も支援する“ねじれ”が生じるなど乱戦模様となった。
投票は山間部や離島を除き、各投票所で午前７時から午後８時まで受け付ける。
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