2011年2月4日20時40分
昨年10月のたばこ値上げを前に、駆け込みで買った人の平均購入量は約10カートンだったことが、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)の調査でわかった。購入量は約100日分相当のため、1月中旬からは販売が本格回復に向かっているとみている。
調査はBATがインターネットを通じて、昨年8月に4936人、12月に3235人の喫煙者から聞いた。
増税にともない多くの銘柄が3割超値上げされ、1箱400円台が主流になっている。駆け込み購入した喫煙者は全体の7割。値上げを機に禁煙しようとした人は2割いたが、12月まで禁煙を続けている人は1割にとどまる。
値上げによる影響だけをみると、たばこの消費量(本数ベース)は1年間で約17%減ると推計。消費量は減っても値上げ幅が大きいため、たばこ会社の売上高は増えそうだ。