関西テレビ放送株式会社

４日夕方、大阪府枚方市のバスロータリーで出発しようとした路線バスに男子大学生が巻き込まれ死亡し、警察はバスの運転手を逮捕しました。
４日午後６時ごろ、枚方市長尾台３丁目の大阪国際大学の近くのバスロータリーで、「男の人がバスの下敷きになった」と京阪バスの運転手（４６）から警察に通報がありました。消防などが駆け付けると、バスの右側の前輪と後輪の間に大学３年の坂本健さん（２１）が倒れていて、病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。警察によりますと運転手がバスを発進させた直後に衝撃を感じ、一度バックして停車し状況を確認したところ、坂本さんが倒れていたということです。当時、バスには乗客が１人いましたがけがはありませんでした。警察はバスの運転手の碇山孝一容疑者（４６）を現行犯逮捕して、詳しい事故の状況などを調べています。

去年４月、大阪府高槻市の河川敷で女性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は、女性の養父の知人で、行方がわからなくなっている男性の捜索を行いました。警察の捜索は大阪府豊能町の山中で行われました。これは去年４月に高槻市の河川敷で宇野津由子さんが遺体で見つかった事件をめぐり、関係者の証言に基づいて行なわれたものです。津由子さんの養父は去年５月に自殺しましたが、この養父と養子縁組をしていた男性は４年前に交通事故に遭い、多額の保険金が支払われた後、行方不明になっていました。これまでの捜索で遺体は見つかりませんでしたが、捜索の範囲を広げたところ、人骨のようなものがみつかったということです。警察は見つかった骨の鑑定を進めるとともに５日以降も捜索を続けることにしています。

大阪府熊取町で８年前に行方不明になった吉川友梨さんについてインターネット掲示板に「自分が殺した」などと嘘の書き込みをし、名誉を毀損したとして、京都市の無職の男が逮捕されました。名誉毀損の疑いで逮捕されたのは、京都市中京区の無職・大山慎三容疑者（２９）です。警察の調べによりますと大山容疑者は去年１１月、インターネット掲示板「２ちゃんねる」に、「俺は、数年前、吉川友梨を誘拐し、殺害し、樹海に死体を捨てた人間や」などと書き込み、友梨さんの名誉を毀損した疑いがもたれています。吉川友梨さんは２００３年、下校途中に行方不明となり、警察は何者かに連れ去られたとして現在も捜査を続けています。大山容疑者はネットの掲示板に民主党の仙石由人代表代行に対する殺害予告を書き込んでいて、そこに友梨さんに関する嘘の書き込みをしていました。大山容疑者は調べに対して容疑を認め、「殺害予告をよりインパクトを持ったものにするための嘘だった」などと話しているということです。

４日朝、大阪府岸和田市の小学校にイノシシが出没しました。
イノシシは校門に激突して逃げましたが、その瞬間をカメラがとらえていました。
午前８時過ぎ、岸和田市の小学校。
校門で生徒たちを出迎える先生が何かに気づき、指さします。
生徒が何かに驚いて逃げた、その瞬間、校門に激突したのは、イノシシでした。
運動場から突進してきたというイノシシに学校は一時騒然となりました。
生徒や教師にケガはありませんでした。
逃げたイノシシは、体長７０〜８０センチで子どもくらいの大きさだったということです。
学校では念のため集団下校を実施し、市も周辺の住民に注意を呼びかけています。

八百長問題発覚を受け、来月予定されている大相撲春場所の開催が危ぶまれています。
大阪の関係者にも波紋が広がっています。
年に１度やってくる力士たちを待つ土俵。
しかし、ことしはまだ便りがありません。

毎年、二所ノ関部屋が稽古場として利用する真宗大谷派茨木別院の當麻秀圓さんは「いつもなら、この時期に連絡があるけど、遅れているんですよね。今回の問題で連絡が遅れてるのかなと思う」と話します。

来月１３日から大阪で開催予定の大相撲春場所。
しかし、八百長問題が発覚し、中止される可能性もでてきました。
大相撲案内所の清水武組合長は「タオルとか漆器とか、（グッズが）もう出来上がっているんですよ。包装すればすぐに渡せる状態です。（開催されなければ、損害は）すごい金額だと思います。」と困惑しています。
街の人は「ここで表立って（問題が）出てきたからには、（中止を）考えるべきではないでしょうか」「今だらだらとごまかしても、また同じことがあると思うので、この際きちんと休んで、襟を正して出直した方が絶対いいと思います」「おじいちゃんが相撲が好きなので、おじいちゃんのためにやってほしい」と様々な反応。
そして、春場所で優勝力士に知事杯を渡すはずの橋下知事は、「この一件で全部大相撲を無しにするということにはならないと思うので、相撲協会には膿を出し切ってほしいですね」と話しました。
堺市の建設業者は、所有するビルを毎年、宿舎として解放しています。
そこにやってくるのは横綱・白鵬。厳しい稽古に励む横綱の姿を間近で見ている後援会の人々は、土俵の上に「真剣勝負」があることを信じています。
「八百長を受けずに一生懸命やっている力士の方が、多いはずですから、そういう人たちに対して失礼ですよね。人気が下がることにもなりますし」（宮城野部屋後援会　北田義和さん）
そして、大阪市の南港さくら幼稚園では、２５年間にわたって毎年力士を幼稚園に招き、園児と交流の場を作ってきましたが、ことしは中止することにしました。
「ここに来てくれた力士のことは信じている」といいながらも、園長は心を鬼にして決断したといいます。
小さい子も大きなお相撲さんにぶつかることで素晴らしいパワーをもらう。
そのためには、清廉潔白であって嘘も言わない、堂々たるお相撲さんでないといけないので、今回のような問題が出るとつらいですよね。
」（南港さくら幼稚園　籠池康弘園長）
春場所が開催されるかどうかは、今月６日の調査委員会の報告を受け、検討するということです。

兵庫県豊岡市では、地元のゆるキャラ「玄武岩の玄さん」に一足早く、バレンタインデーのプレゼントが届けられました。
おなじみのいかつい玄さんの顔を描いたロールケーキにチョコレート。
「玄さん大好きです」（女性）「照れるなあ！」（玄さん）。
実はきょう、玄さんに一足早く、バレンタインデーのプレゼントが届けられたのです。
バレンタインデー当日は大忙しのお菓子屋さんが、玄さんにどうしても自慢のお菓子をプレゼントしたいということで、市内の１１店から１４個のお菓子が手渡されました。
いつもは怒り顔の玄さんも、この日はちょっと照れながら、「最高じゃ！去年４つだったからな。みんな力作ぞろいじゃー。いやー照れるなーまだ独身なもんで」と、眉尻を垂らして大喜び。
バレンタイン当日も楽しみですね〜。

先週末に記録的な大雪に見舞われた滋賀県長浜市では４日、高齢者が多い集落にボランティアが集まり、雪かきを行いました。
長浜市内では、先週末からの大雪で観測史上最大の２４９ｃｍの積雪を記録しました。
雪の上に立つと、記者の手が鳥居に届きそうです。
取材をしていると・・・記者も溝にはまってしまいました。
安全に歩けるように、家屋を守るために、雪かきは欠かせません。
住民は「毎日雪かきが仕事。朝から晩まで・・・」とぼやきます。
しかし高齢者が多い地域では、思うように進みません。
人口の７０％以上が６５歳以上という、大見地区に住むおばあさん。
家の窓を開けると、全て雪に覆われています。
御年８６歳ですが、「このまま置いておいたら庇が壊れてしまう」と心配するほどで、こんな雪は見たことがないと言います。
普段雪かきを頼んでいた人も、この大雪では、なかなか手が回りません。
「雪落とししてと頼んでも、人が全然いない。家の下まで下りられない。一日でも早く病院に行きたかった」と話していました。
大見地区には４日、関西の各地から雪かきのボランティアの人たちがやってきました。
参加した男性たちは、「実家でたまたま新聞を読んで来た。時間がある、できる人は来たらいいと思う」「今は核家族になっている。さっきおばあちゃんが出て来たが、雪かきはあのおばあちゃんには無理」と話していました。
一人一人の善意で、集落は少しずつ普段の暮らしに近づこうとしています。
住民の女性は、「助けていただいてありがたい」と話していますが、この日やって来たボランティアは、３０歳代〜７０歳代までの３２人。
高齢化や過疎化に悩む冬の集落には、まだまだ若い力が必要です。

去年、大阪府八尾市で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落した事故は、パイロットが油圧系統のスイッチを誤って切っていたことが原因だとが分かりました。
この事故は去年１０月、八尾市の陸上自衛隊八尾駐屯地で整備試験飛行をしていたヘリコプターが墜落し、乗っていた隊員４人が重軽傷を負ったものです。
事故を受けて、自衛隊が航空事故調査委員会を設置し原因を調べた結果、副操縦士が誤って、油圧系統のスイッチを切った状態で飛び立っていたことがわかりました。
このため、操縦が困難になり、再び、副操縦士が油圧系統のスイッチを入れたところ、油圧が急激に上がり、操作が不安定になって機体が大きく傾いたということです。
自衛隊は「周辺住民に不安を与えて申し訳なかった。今後、安全確保に努めたい」としています。

「うだつの町」として知られる徳島県美馬市では、地元で集められた古木や洋ランを使った生け花の展覧会が開かれています。
「うだつ」とは、日本の家屋に取り付ける土でできた防火壁のことで、美馬市脇町には、「うだつ」のある街並みが今も残っています。
ここで開かれている華道展では、江戸時代に栄えた藍の豪商の館・吉田家住宅が会場になっていて、生け花の作品３６点が、歴史ある建物に彩りを添えています。
作品は地元の人たちが持ち寄った古木やナンテンのほか、地元特産の洋ランが使われ、繊細かつ大胆に仕上がっていて、訪れた人たちの目を楽しませています。
この華道展「うだつを生ける」は、今月２０日まで行われています。

神戸市中央区の阪急三宮駅で３日深夜、兵庫県警の警部補が女子大学生の体を触ったとして現行犯逮捕されました。
県の迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕されたのは、兵庫県警運転免許課の警部補・田中義之容疑者（５７）です。
警察の調べによりますと、田中容疑者は３日午後１１時ごろ、阪急三宮駅で前を歩いていた１９歳の女子大学生の体を後ろから触った疑いがもたれています。
田中容疑者は運転免許課で行政処分の事務処理を担当していて、県警本部での仕事を終え、酒を飲んで帰宅する途中でした。
田中容疑者は、「かばんが当たったかもしれないが、触っていない」と容疑を否認しています。
逮捕を受け、兵庫県警運転免許課は、「誠に申し訳ない。今後、このようなことがないよう指導を徹底し、信頼の回復に努めて参りたい」とコメントしています。

４日朝早く、京都府福知山市でトレーラーなど車３台が絡む衝突事故があり、１人が死亡、１人が軽傷です。
午前６時ごろ、福知山市下天津の国道１７５号線で、トレーラーが北向きに走行していたところ、対向車線からはみ出て走ってきた普通乗用車と正面衝突しました。
この際、トレーラーが右車線にそれたところ、普通乗用車の後ろを走ってきた軽自動車とさらに衝突しました。
この事故で、最初に衝突した普通乗用車を運転していた３７歳の男性が頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡。
その後に衝突した軽自動車を運転していた５４歳の男性が、頭や胸に軽いケガです。
現場では事故車両の撤去や実況見分のため、約４時間にわたって通行止めとなりました。
警察は、普通乗用車が車線をはみ出した原因などについて調べています。

大阪府の橋下知事は、日本選手として初めて３階級の世界チャンピオンになったボクシングの亀田興毅選手に、「感動大阪大賞」を授与しました。
「感動大阪大賞」は、府民に深い感動を与え、大きな貢献をした大阪ゆかりの人に授与されるもので、今回は大阪市出身のプロボクサー・亀田興毅選手が選ばれました。
亀田選手は去年１２月に、ＷＢＡ世界バンタム級王座決定戦で勝利し、ライトフライ級、フライ級と合わせて、日本人で初めて３階級を制覇したことがたたえられました。
橋下知事が、「３階級制覇した後はどうするんですか？」と訊ねると、亀田選手は、「１つ下の階級を取りたい。その後、２つ階級を上げて、５階級制覇をしたい」と答えました。
また、亀田選手は「大阪でも、世界戦を開催したい」と話し、橋下知事にサインを書いた色紙を渡すなど、意気投合していました。

立春です。
和歌山県那智勝浦町では、寒桜が見ごろとなっています。
那智勝浦町のＪＲ那智駅のホームで、寒桜がきれいなピンク色の花を咲かせています。
これらの木は沖縄から取り寄せて植えたものだということで、ここ数日の暖かさで、一気に咲き始めました。
晴れ渡った青空の下で、花の周りをメジロやミツバチが忙しく飛び回っています。
４日の和歌山県南部は、予想最高気温が１３度と平年を２度上回っています。
これから数日、ポカポカ陽気が続くとみられ、まもなく満開となりそうです。

近畿各地の話題を二つ続けてお伝えします。
和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社では厄払いの神事「鬼やらい式」が行われました。
神事では赤鬼の面をつけた神職が神殿の入口に豆をまき、竹の棒で叩いたり、神職が鬼と書かれた的に矢を命中させました。
またこの後、集まった人たちは、厄をはらおうと、豆をまきました。
京都府綾部市の阿須々伎神社では茗荷の育ち方で稲作のできを占う茗荷祭が行われました。
茗荷は気象状況に敏感でその年の稲のできを知ることが出来るとされています。
地元の農家が見守る中、生育が良い早稲から取れた茗荷の育ちが良いことから、ことしは早めの田植え作業が適しているということです。