2011年 2月 4日 |
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石井知事が林原メセナ継続に期待
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岡山市のバイオ関連企業、林原が会社更生法の適用を申請したことについて岡山県の石井知事はメセナ分野の継続に期待を示しました。石井知事は4日の定例会見で、林原の独自の製品や技術を残し、再生することを強く願うと述べました。特にメセナ事業については、岡山県にとって大切な財産だと述べました。また林原が所有するJR岡山駅南の5万平方メートルの土地については都市再生特別措置法で緊急かつ重点的に整備を推進すべき場所と位置づけられているとして、「関係の権限は岡山市が持っているが、市から相談などがあれば適切に対応したい」との考えを示しました。
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今月7日に幹事会 香川用取水制限へ
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雨の少ない状態が続き高知県の早明浦ダムの貯水率が低下しています。このため吉野川水系水利用連絡協議会は7日に幹事会を開き、取水制限について協議することを決めました。早明浦ダムの上流の先月の雨の量は7.1ミリで、1975年のダム運用開始以来、最も少なくなっています。4日午後5時現在のダムの貯水率は62.4%で早ければ今月中旬には冬場の取水制限の目安となる50%にまで落ち込む見込みです。7日の幹事会では、貯水率が50%になった時点で、香川用水への供給量を20%カットすることが提案される見通しで、冬場の取水制限は1999年以来12年ぶりです。気象台によりますと今後1週間はまとまった雨は降らないということです。
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岡山県が新年度の収支見通し発表
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岡山県は4日、新年度の収支見通しを発表しました。石井知事の就任以来、初めてプラスに転じました。岡山県の新年度の歳入は6599億円で歳出の6590億円に対し、9億円のプラスとなる見通しです。歳入では企業の業績回復に伴って法人関係税が増え、一方の歳出も行財政改革の効果で削減されたことでプラスに転じたということです。収支見通しのプラスは石井知事が就任した翌年の1997年度以降初めてですが、年間約116億円の職員の給与カットを行った上でのことから県では、依然厳しい財政状況にあるとしています。
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倉敷市3人殺傷事件で男に懲役27年求刑
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倉敷市で義理の姉を殺害し、その息子2人にケガをさせた上家に放火したとして殺人などの罪に問われている男に検察側は懲役27年を求刑しました。殺人などの罪に問われているのは倉敷市林の鉄筋工大崎新市被告(44)です。起訴状によりますと大崎被告は去年2月25日、同居する義理の姉、大崎峰子さんを包丁で刺して殺害し、その息子2人にケガをさせた上家に放火したとされています。岡山地裁で開かれた4日の裁判で、検察側は「無抵抗な被害者を何度も執拗に刺すなど犯行は悪質で遺族の処罰感情も強い」として懲役27年を求刑しました。一方、弁護側は「犯行は周到に計画されたものではなく、現在は深く反省している」として懲役18年が相当としました。判決は今月8日に言い渡されます。
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浅口市の蔵元で立春の朝搾り
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浅口市の蔵元で、立春を祝って4日朝、搾ったばかりの日本酒が出荷されました。これは「立春朝搾り」と呼ばれる日本酒で、春に新酒を飲んで福を呼び込んでもらおうと全国38の蔵元が単一ブランドとして作ったものです。このうち浅口市の嘉美心酒造では搾ったばかりの日本酒が次々と瓶詰めされました。この日本酒は瀬戸内市産のコメと高梁川の伏流水で先月仕込んだもので、加熱処理をせず、生酒の状態で出荷します。独特の甘みとフルーティーな香りが人気を呼び年々、出荷量が増えているということです。瓶詰めされた3900本は近くの神社でお祓いを受けた後、縁起酒として県内をはじめ香川や広島などに出荷されました。
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