国際【朝鮮学校無償化】「再開の条件は南北緊張緩和」…高木文科相の発言詳報+(1/2ページ)(2011.2.4 22:23

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【朝鮮学校無償化】
「再開の条件は南北緊張緩和」…高木文科相の発言詳報

2011.2.4 22:23 (1/2ページ)

 北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃で停止した朝鮮学校への高校無償化適用手続きについて、文部科学省が手続き再開を見送ったのを受け、報道陣の質問に答えた高木義明文科相の発言の概要は以下の通り。

 「先ほど東京朝鮮学園に対して、(手続き停止に対する)異議申し立ての回答文書を郵送するとともに、取り急ぎファクスでも文書送付をいたしました。内容としては、今の段階で再開することは困難であるという内容です。なぜ再開しないのかということについては、すでにこれもお伝えしておりますけれども、『今回の措置については昨年11月23日の北朝鮮による砲撃が、わが国を含む極東アジアの地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集をして不測の事態に備え、万全の態勢を整えていく必要があることから、いったんは停止したもの。このような状況に大きな変化がないことなど、総合的に判断して現時点においては再開しない』ということにいたしました。その内容をきょうは発送しました」

 --冒頭で『再開するのは困難だ』と説明したが、送られた文書には、再開は現段階でしないことが明記されているのか

 「再開しないということは明記しておりませんが、こういう事情について回答したということ、すなわちこのことは状況に変化がないということの意味を表しておるということで、ご理解いただけるものと思っています」

 --今年度内の支給は厳しくなっている

 「厳しい状況については承知しているが、再開する状況にないということだ。現時点では」

 --再開の条件は?

 「何らかの緊張緩和です。それには色々な動きが考えられるが、今のところそういうことにはなっていない」

 --具体的には色々な動きとは?

 「そうですね。まあ、北朝鮮が韓国との関係で緊張緩和に対する姿勢を明らかに示した、などが考えられます」

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