だから、「怠けろ」じゃなくって・・・
小谷敏さんのつぶやきから、
>日本の若者が働かない、怠け者になったというのは大ウソである。居酒屋のチェーン店に行くと、若い男女が始終走り回っている。かの長友選手をして顔色を失わしめるほど走りまわっているのである。オランダのマクドナルドは一度撤退している。オランダ人があのハードな仕事に耐えられないからだ。
>日本の若者は働かないから駄目だというのはだから大嘘である。日本の若者が駄目なところは、怠ける能力がないことだ。無為怠惰に耐えられない、そこが問題なのだ。アルバイトの安い給料で長友選手をやるから阿漕な経営者に足元をみられるのだ。だからブラック企業が跋扈するのだ。若者よ、怠惰たれ!
>日本の若者が、生意気で、やなやつで、凶暴で、怠けもので、仕事をすぐやめるような輩ばかりだったら、大人たちは若者にびくびくして気を遣うだろう。暴れられると困るから、仕事も用意するだろう。辞められてると困るから職場で大事に使うだろう。若者があまりにいい人なので大人が図に乗っている。
ある面で共感するところもありますが、やはりこれではダメ。
そうやって、個人ベースでぽつりぽつりと「怠惰」闘争をやってみても、残ったハードワーカーがますますハードに働くことになるだけ。個人の「怠惰」も「暴力」も、阿漕な経営者をびくびくさせることにはならない。
始終走り回っている「長友選手」たちがみんなで示し合わせて、一斉に仕事をストップして、店が動かなくなって初めて、阿漕な経営者にメッセージが伝わる。
つか、それがストライキでしょう。それが集団的労使関係でしょう。
現代日本ではそういう感覚が失われているということが、こういうつぶやきからも窺われます。
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コメント
待遇が悪いのに、「もっとやれ、やって当然」では人は続かない。スマイル0円ではなく、スマイルしている分売り上げに貢献しているはずなので、対価は雇い主がスタッフに払ってほしい。客単価が安いからそんなの給料に反映しない?ならスマイルしないと、怠惰闘争ではなく、ノースマイルで対抗?(笑)。
ただし、日本人は、サービスはタダという感覚があることが根本的な問題かも。良い接客にはチップを払うような欧米の習慣を導入したいものです。
投稿: 地方のハローワーク職員 | 2011年2月 2日 (水) 16時37分