前原誠司外相は4日午後の衆院予算委員会で、菅直人首相が交渉参加に意欲を示す環太平洋連携協定(TPP)について「米国から言われて日本はTPPをやらざるを得ない、普天間(飛行場移設)問題の尻拭いだという人がいる。笑ってしまう。全くもって勉強不足、認識不足だ」と述べ、米国からの圧力は一切ないと強調した。公明党の石田祝稔氏への答弁。
前原氏は「私が知っている限り、向こう(米国)から(日本参加を)言ってきたことは一回もない。むしろ、日本がいろんな条件を付けて入ってくるのなら勘弁してくれという慎重論の方が米国では多い」と語った。
[時事通信社]