井笠観光(笠岡市)が親会社の井笠鉄道の創立100周年を記念した特別企画として、鹿児島県から北海道まで約3千キロの大半をバスで巡る日本縦断の旅を実施する。創立記念日の7月1日から10泊11日で、バスによる日本縦断ツアーは井笠鉄道グループで初めて。1世紀の節目に、あらためてバスの存在価値をPRする。
ツアーは、まずJR福山駅から新幹線で鹿児島市へ移動。あらかじめ笠岡市から移送する同社のバスに乗り換え、熊本市内などを観光。大分県別府市からフェリーで大阪市に入り、北陸から東京を回って青森県へ。再びフェリーで北海道に渡り、札幌市に赴く。約2700キロをバスで楽しむ。帰りは新千歳空港から飛行機で広島空港に戻る。
テレビや冷蔵庫、カラオケを装備した大型バスを使用。座席は1人に2席を提供し、ゆったりとした旅を楽しんでもらう。ホテルは2人で1室。限定20人で1人38万円となる。
井笠観光の枝広直樹営業部長は「車窓からゆっくりと眺められる景色など、バスならではの旅を満喫してください」と呼び掛ける。フリーダイヤル(0120)231805。
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