これについては最初にひとこと言わせてもらっていいですか?
では遠慮なく。なんじゃこりゃ……
という訳で、「遠慮」を「えんりょう」と聞き覚えてそのまま書いてしまっている例が多くて驚きました。
日常会話の中で「えんりょう」と聞こえたり、地方によってむしろこう発音するのが自然だったりすることはあるかもしれません。でも、それを書き言葉として普通の文章の中で使ってしまえば不自然だと思われても仕方がないでしょう。
[検索例]
- えんりょうなく立ち寄ってください。
- 荒らしには、えんりょうなく文句書きます。
- えんりょうなく施工会社に直してもらうことetc……
「えんりょうなく」を知る為のgoogle検索。(本日現在 約 679 件)
検索結果を見てもらえば分かりますが、「えんりょう」と平仮名で書くぐらいなので、小学生を主な対象とした掲示板での書き込みが多いようですが、文章の内容などから義務教育をすでに終了したと思われる人のサイト内にも少なからず見られました。
そして更に「えんりょう」をそのまま漢字に変換した、とても奇妙な「ごえんりょう」もありました。
[検索例]
- 神経質な方ご入札をご縁領下さい。
- バナーの改造はご縁領ください。
- ご縁量なくお問い合わせください。
- どうぞご縁量無くスタッフまでお声をお掛け下さいね。 etc……
漢字一つひとつの意味はもうどうでもいいみたいです。
「ご縁領」(本日現在 実質 40件)
「ご縁量」(本日現在 実質 90件)
これらの変換はオークションサイトやネットショップ上に多く見られ、他人事ながらイメージダウンに繋がるのではないかとちょっと心配になります。
これより先はご遠慮ください (バジルノベルズ) 皐月 かえ ドリームメーカー 2005-12 売り上げランキング : 584832 Amazonで詳しく見る by G-Tools |