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インフル“流行はピークに”

2月4日 14時50分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

先月30日までの1週間に、インフルエンザで医療機関を受診した患者は全国で推計176万人で、「警報レベル」に達し、国立感染症研究所では「流行はピークを迎えつつある」としています。

国立感染症研究所が全国のおよそ5000の医療機関からの報告を基に推計したところ、先月30日までの1週間に、インフルエンザで医療機関を受診した患者は176万人に達しました。流行状況を示す1つの医療機関当たりの患者数は31.88人と、この冬、初めて大きな流行が疑われる「警報レベル」の30人を超えました。患者数の増加は15週連続で、都道府県別では▽宮崎県が60.88人、▽長崎県が56.61人、▽福岡県が47.17人など、18の都と県で警報レベルを超えています。一方で、沖縄県や宮崎県、それに山形県など九州地方や東北地方を中心とする10の県で、ことしに入って初めて患者数が減少に転じたことが分かりました。国立感染症研究所では、インフルエンザの流行はピークを迎えつつあるとしています。患者の年齢層は、5歳から9歳が20%など、20歳未満で54%を占め、引き続き学校が流行の中心になっていることがうかがえます。国立感染症研究所の安井良則主任研究官は「しばらく流行は続き、比較的患者が少なかった地域でも、感染が拡大するおそれがある。警戒を怠らないでほしい」と話しています。