広島市の秋葉忠利市長は4日、今期限りでの退任表明後、初めてとなる定例記者会見をした。「定例会見は市長の公務を説明する場」とこれまでの見解を強調。4月10日投開票の広島市長選に、4選を目指して立候補しない決断をした理由についての質問には答えなかった。
秋葉市長は「選挙の出馬、不出馬をここで表明するのは他の候補に同じ機会を与えなければいけなくなり、公平性の問題がある」と主張した。4月7日の任期満了直前には退任会見を開くとの意向を示した。
一方、立候補しない意向を正確に伝えるため、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用したと強調。一部の報道機関のインタビューに応じた理由に関しても「正確さを担保できるメディアでは思いを伝えた」と述べた。
定例会見は、市と市政記者クラブが共催し月2回の開催を申し合わせている。1月4日に退任の意向を明かした秋葉市長は、多忙を理由に1月中は定例会見を開かなかった。
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【写真説明】退任表明後、初めて定例記者会見に臨む秋葉市長
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