パタゴニアはシーシェパードへの支援をやめよ!
拝啓。パタゴニア日本支社様。
私はショイナードの時から貴社とおつきあいしてきました。もう35年近いつきあいとなります。パミール高原からフンジュラブ峠を超えた時もパタゴニアのフリースを着ていました。
貴社の製品は高価ですが、品質は最高で、フィールドで確かめられた使い勝手のよさがありました。
貴社の製品は高価ですが、品質は最高で、フィールドで確かめられた使い勝手のよさがありました。
今回、貴社製品とを使用することを止めるに至ったのは、いつにかかって貴社がシーシェパードという環境テロリスト団体の支援企業だからです。私は有機農業を志して30年、自分の人生を通じてエコロジーを実践してきました。
言うまでもなく、エコロジー運動の大前提は非暴力です。立場が違う他者を暴力的に攻撃しながら、なにが環境保護ですか!なにがセーブ・ホエールですか!
そしてとうとう昨日、日本の調査船に負傷者が出ました。
化学薬品弾を投擲し、レーザーを浴びせかけ、殺傷能力を持つ矢を射撃し、当たり屋まがいの行為におよぶシーシェパードと称するゴロツキたちの行動は、もはや環境保護運動の一線を軽々と超えてしまいました。そして、地道な環境運動にとって脅威となります。彼らはエコロジー運動の無法者、そしてツラ汚しです。
たとえば、私は霞ヶ浦の環境保全運動を続けてきましたし、貴社の環境助成金もグループとしていただいたことがあります。
しかし今、私の中に黒く芽生えている疑問を言いましょう。私たちへの助成金は30万でしたが、シーシェパードに行った「助成金」は桁がまったく違うはずです。となると、これでは私たち市民環境グループに対する助成金は、単なるテロリスト団体への支援の隠れ蓑でしかないことになってしまいます。
しかし今、私の中に黒く芽生えている疑問を言いましょう。私たちへの助成金は30万でしたが、シーシェパードに行った「助成金」は桁がまったく違うはずです。となると、これでは私たち市民環境グループに対する助成金は、単なるテロリスト団体への支援の隠れ蓑でしかないことになってしまいます。
こんなテロリストそのものの団体を支援する貴社を、私は到底理解しかねます。このような支援を続けたいならば、それが正しいと信じるならば、シーシェパードの船腹にパタゴニアのロゴを大書きしなさい。さぞ、すばらしい宣伝効果が得られることでしょう。
貴社は、今、パタゴニア・ファンの多くに驚きと戸惑い、そして嫌悪の感情が流れていることにほんとうに気がついていないのです。
パタゴニアは、単なる営利企業であることにとどまらず、経済行為それ自体を社会問題や環境問題の解決につなげていくという新しい社会的スタンスを選びました。この提案と実践が鮮烈だったことをよく覚えています。大きくそびえる終身雇用の企業体ではなく、あたかも人のように歩み、社会参加する企業であることは、あるべき企業付加価値として理解されてきました。
パタゴニア日本支社様。
今後私は貴社の製品を買うことは、貴社がシーシェパードへの支援を止めない限りないでしょう。なぜなら貴社の製品の売り上げの一部が、エコテロリスト組織の支援に回り、同胞を一方的に攻撃しているのですから。私の支払った金の一部が、幼稚なテロリズムと暴力に使われることなど考えただけで吐き気すらします。
20年間は着て、もはや皮膚の一部のようになってしまったパタゴニアのフリースを着てこのメールを書いています。お願いです。私のようなオールド・ファンを失望させないでください。
そして人を傷つけ、憎悪と恐怖を拡大するだけのテロリストへの支援は即刻止めて下さい。
敬具
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コメント
情報ありがとう。全く、知りませんでした。私も不買を実践します。
投稿: 葦原微風 | 2010年2月15日 (月) 11時09分
パタゴニアはシーシェパードへの支援を止めませんよ。
なぜって、調査捕鯨と嘘をついて1000頭以上のクジラを捕獲し売りさばいているのは、日本だけですから。それから調査捕鯨は、我々の血税で行なわれている事を知ってますか?捕鯨が水産官僚と天下りに寄与しているのを知ってますか。国が捕って殺したクジラの肉、3000トンも在庫を抱えている事知ってますか。年間12億円もの補助金が日本鯨類研究所や大手水産会社に流れている事を知ってますか。もっと言わせてもらえば、日本は毎年2000万トンもの食料を廃棄している国、全世界の貧困国への食料援助の3倍。国民一人当たり世界一食べ物を無駄にしている国ですよ。毎日手も付けられずに大量に捨てられるコンビニ弁当。こんな国が、自国の食料確保のために海洋資源の保全と持続可能な利用などと言って、どの面下げてIWCで発言できるんですか?
パタゴニアは捕鯨反対だけでなく、まだ使えるのに捨てられる衣料品などの再利用にも大変前向きに行動している会社です。
パタゴニアはグリーンピースも支援しています。そしてシーシェパードの暴力的行為は否定しています。しかし、多少手荒な事をしなければ、日本の調査捕鯨が世界的注目を集めないからやっているのでしょう。
私は、パタゴニアの製品飼い続けますよ。
あなたも、日本の調査捕鯨の裏側を知ったらきっと、パタゴニアを避難しなくなるでしょう。
投稿: それでもパタゴニアが好き | 2010年7月23日 (金) 20時36分
どのような大義名分があろうとも…他人を傷つける行為はゆるされるものではありません。
クジラのために、人の命が危険にさらされようが構わないという考え方は、同じ人間に対するものとは思えません。
多少の行き過ぎ・・・で済む行為ではないですね。
裏はどちらにもあるでしょうが…少なくとも日本政府が環境保護団体の人間に対してテロ行為を行ったコトはないと思います。そのくらいの分別はあるでしょうし、まともな人間なら、していいことと悪いことの分別がつくはずです。その分別がないシーシェーパードを支持するというコトは、つまりその人物もテロリストということでしょうね。
私もパタゴニアの製品ユーザーですが、今後は買うことはないでしょう。残念です。
投稿: ルシフェル | 2010年10月18日 (月) 23時20分
前半部に「いつにかかって、貴社がシーシェパードという・・・」という文章がありますが、
「いつにかかって」とはどういう意味でしょうか。教えて下さい。
投稿: ジョン | 2010年11月 5日 (金) 11時42分