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12年採用の8割1050人を外国人 ファストリ、国際化加速

産経新聞 2月3日(木)12時27分配信

12年採用の8割1050人を外国人 ファストリ、国際化加速
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柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長(写真:産経新聞)
 カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、2012年の新入社員採用のうち約8割にあたる1050人を外国人とすることが3日、わかった。ファストリは今後、中国などアジアを中心に年300店ペースの出店を計画しており、現地の店長のほか、本社の管理部門にも登用する外国人の幹部社員候補を増やし、海外展開を加速する。

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 すでに欧米や中国、韓国などのほか、未進出の地域も含め、現地の大学で説明会を開くなど、採用活動を進めている。

 12年は採用予定の1300人のうち1050人、13年も1500人のうち1250人を外国人とする。すでに11年の採用内定者約1000人のうち750人が外国人で、割合は7割を超えている。

 外国人採用は、日本人と同様、年齢制限は設けず、大学や大学院卒業の新卒に加え、中途も対象にする。入社試験は原則、日本での採用と同じで、筆記試験と面接3回、店舗の実務経験をするインターンシップを行う。

 現在は英国と中国、韓国、台湾の4カ国で採用活動を行っているが、これを店舗のあるほぼすべての国に拡大。各国の有名大学でポスターの掲示や大学3、4年生を対象とした説明会を開く。さらに欧州や南米など未進出の地域の学生も対象にする予定。

 入社後は現地や海外での店長として勤務し、優秀な人材は現地法人の管理職だけでなく、ファストリ本社の役員など経営幹部に登用する。国内店舗でも、将来は全体の4分の1から3分の1が、外国人が店長を務めることになるという。

 ファストリでは、日本人の店長や本部の管理職など約900人全員を5年以内に海外で勤務させる方針も打ち出しており、海外売上高比率5割超の達成に向け、社員のグロバール化を急ぐ。


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最終更新:2月3日(木)15時37分

産経新聞

 

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