衆院予算委員会は２日、菅直人首相と全閣僚が出席して２０１１年度予算案に関する３日目の基本的質疑を行った。菅首相は、貿易自由化と食料自給率５０％の目標について「農業改革の方向性が出てくる中で、両立できる方向を目指していく」と述べ、自由化と自給率向上の両立は可能との認識を強調。政府の「食と農林漁業の再生実現会議」で両立に向けた議論を進めていく考えを示した。