大相撲の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課に賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕された阿武松部屋の元幕下山本俊作容疑者(35)が、大相撲の取組を賭けの対象にしていたことをうかがわせるメールを、野球賭博の客となっていた力士らと送受信していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。八百長疑惑に関連する取組は含まれていなかった。
組対3課は「相撲賭博」についてもメールの内容などを精査して立件の可否を検討する。放駒理事長(元大関魁傑)は「相撲賭博」の存在について、「その話はまったく聞いていない。知らないこと。調査委員会でも出てくるのではないかと思います」とした。