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春場所開催しても中継なし濃厚

 八百長疑惑取材のため国技館前に集結した各テレビ局の中継車=両国国技館(撮影・西岡 正)
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 八百長疑惑取材のため国技館前に集結した各テレビ局の中継車=両国国技館(撮影・西岡 正)

 「大相撲春場所」(3月13日初日)が予定通り開催された場合も、NHKは放送を取りやめる可能性が高いことが3日、分かった。松本会長はこの日、八百長問題について「従来のこととは別次元の重大な事態と受け止めている」と語り、野球賭博問題で中継を取りやめた、昨年7月の名古屋場所以上に重い事態との認識を明かした。同場所では53年夏場所のテレビ放送開始以来、初めて中継を中止している。

 松本会長は「放送する以前に、協会の根源を揺るがす問題。協会がどう考えるか。調査委員会の成り行きなどを見守る」とし、中継については「今後検討する」と話すにとどまった。しかし、一方で「前回(の昨年7月に中止を)判断した時の基準が下敷きになる」と明言しており、“別次元”発言からも中止が濃厚だ。

 NHKには、八百長問題が発覚した2日から3日正午まで、視聴者から430件の意見が寄せられた。半数は八百長問題への「許せない」「相撲界の体質にガッカリ」という意見だったという。また、残りの半数は春場所の中継に関したもので、「中継すべきでない」という声がほとんどだったとした。

(2011年2月3日)

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