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2011年2月3日(木) 19:27 |
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岡山市の不適正処理3262万円
岡山市が昨年度に支出した事務用品などの消耗品費や旅費などについて、あわせて1412件、3262万円あまりの不適正処理が行われていたことがわかりました。
岡山市は去年、会計検査院から国の補助金の一部の使い道が適正でないと指摘を受け、特別調査班を設けて過去の経理処理の見直しを進めています。 岡山市によりますと、昨年度の不適正処理は全体の3分の2にあたる22の部局などで発覚し、総額3262万円あまりに及んでいます。 今年度に納入された事務用品を、昨年度に納入されたことにして予算を使い切るなど、規則どおりの支出管理が行われていませんでした。 特に問題があるとされたのは、岡山市教育委員会の旅費の支出です。 岡山市北区の小学校の職員が、工具などを購入するため近くに店があるにも関わらず、10キロほど離れた店に年間81回も出かけ、ガソリン代としてあわせて5万9千円あまりが支払われていました。 岡山市は、今回発覚した不適正処理に、職員の私的流用はなかったとしていますが、2003年度までさかのぼって調査を進め、9月までに全容を明らかにしたい考えです。 不正に使われていた国の補助金は返納し、関係者の処分なども検討することにしています。
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