仰天!あの「SEX教団」元幹部が市長になった
(週刊朝日 2011年01月28日号配信掲載) 2011年1月19日(水)配信
つまり、竹下氏は「摂理」特有の加害行為を率先していたようなのである。
そうした人物が数年の時をへて、突如、郷里で公職に立候補しようとしていると聞き、渡辺弁護士は驚愕したという。そこで市長選前、竹下氏あてに、
「『摂理』での活動の経歴、現時点での関係、貴殿が認識する『摂理』の問題点について、社会に対し、きちんとした説明をするべきだと考えています」
と訴えかける質問書を送付した。ところが、竹下氏はこれを黙殺したばかりか、「摂理」のことを隠した上、おかしな経歴を掲げ選挙に臨み、当選してしまった。
市長選後、古賀市民らはおかしな経歴について、竹下氏が法人登記のない会社の代表であると虚偽の経歴を公表したとして、公職選挙法違反容疑で刑事告発し、マスコミも竹下氏に事情説明を求めた。しかし、市長として初登庁した12月24日の記者会見で竹下氏は、
「詳しいことは警察の事情聴取で説明したい」
とはねつけた。もちろん、渡辺弁護士にも返答はない。
「市長という公職についた今だからこそなお、『摂理』の経歴や問題点を明らかにすべきでしょう。説明責任がありますし、それこそが、現役信者にも脱会者にも有益なメッセージとなり、公益にかなうと思います」(渡辺弁護士)
本誌も説明を求めたが、竹下氏は、
「個人的なことなので回答できません」
と説明を拒否した。市長の経歴が「個人的なこと」とは……。これではだれも納得しまい。(時任兼作)
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